Vol.04 ランドスケープのプロが提案する、遊び心ある庭|暮らし|ライフスタイル&グルメ紹介|富士山・山中湖の別荘ならフジヤマスタイル

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Vol.04 ランドスケープのプロが提案する、遊び心ある庭|暮らし|ライフスタイル&グルメ紹介|富士山・山中湖の別荘ならフジヤマスタイル

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近年、自然を活かしながら、そこに木や花を植え、遊び心をブレンドしたランドスケープが注目されています。別荘ライフを彩り、豊かにする風景の楽しみ方を、ランドスケープアーキテクトとして活躍する福川成一先生にうかがいました。

庭というのは、とても大切なコミュニケーションの場所

福川先生は、サッポロビール北海道工場のハルニレの丘などを手がける著名なランドスケープアーキテクト。先生の初めての作品といえるのが、富士山をのぞむ御殿場に建てた自宅でした。「海外では、『自宅に招待することが一番のおもてなし』という風潮があります。だから僕もその心を込めて設計しました。それが高校二年生のときです。建物は大好きなスイス風にして、庭は自分たちで花を植え、手を真っ黒にしてプールを堀り、その土で小さな丘も作りました。庭というのは、とても大切なコミュニケーションの場所。汗をかきながら、ランドスケープの感性を磨いたのだと思います」

自然の風景には、それ自体に意味がある

福川先生は、目の前にある風景を真摯に対峙することで、風景の声が聞こえると言います。

「自然の風景には、それ自体に意味があります。みなさんが風景を見て感動するのも、景色が美しいから……ではなく、風景が与えてくれるメッセージで癒されたり、新しい一歩を踏み出す力をもらったりしているからなんです。僕の役目は、そのメッセージを伝わりやすくしてあげること。ランドスケープは本来、自然と人間の感性の融合で美しい風景を生み出すことなんです。空や植物と一緒になりながら一本の木を植えたり、『ここから見ると素晴らしいですよ』と表現することで、風景のメッセージをわかりやくす伝えることができます」

大切なのは、おもてなしの心

富士の裾野一帯は、まだ手つかずの自然がたくさん残っています。富士山があり、湖が光り、山の奥に入れば、たくましい木々が迎えてくれます。そんな場所に家や別荘を持った場合、どんな点に注意してランドスケープにトライすればいいのでしょう。「大切なのは技術ではなくおもてなしの心。なぜなら、庭を見た人に喜んでほしい癒されてほしいという気持ちが風景に表れるからです。そして愛情も必要です。人に任せるのではなく、自分の手で、花木や草花を植え、長い時間をかけて育ててください。ときには、その努力が実を結ぶのは数年後かもしれませんが、その愛情がメッセージそのものなのですから」

福川氏が自邸を開放して経営する、フランスの家庭料理レストラン「オーベルジュ・スミ」の庭園。

福川氏が自邸を開放して経営する、フランスの家庭料理レストラン「オーベルジュ・スミ」の庭園。春になると、庭園のプールも花々で美しく彩られる。

フランス家庭料理レストラン「オーベルジュ・スミ」

「オーベルジュ・スミ」は、完全予約制のレストラン 。館内はアンティークの家具と小物に包まれた落ち着いた印象に包まれ、四季折々のお食事とお庭でもてなしの心が味わえます。

フランス家庭料理レストラン「オーベルジュ・スミ」

フランス家庭料理レストラン「オーベルジュ・スミ」

写真はコース料理の一例。自家栽培の新鮮な野菜とハーブを使ったラタトゥイユやスフレ、地元食材を使った豚ヒレ肉等のメインで季節ごとのコース料理を楽めます。

オーベルジュ・スミ

  • 御殿場市萩原1095-101
  • TEL:0550-89-3068

福川 成一氏

Profile 福川 成一氏

947年鎌倉市生まれ。慶應義塾大学卒業後、陶芸家の會田雄亮氏に師事。87年アーククルー一級建築士事務所を設立。サッポロビール北海道工場がきっかけで、ランドスケープアーキテクトとして認められる。現在、法政大学建築学科の非常勤講師。

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