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Vol.25 いち早く世界の宝となった古都・京都の文化財保護の取り組みとは|人々|ライフスタイル紹介|富士山の別荘ならフジヤマスタイル

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文化財がもつ、2つの役割

「古都京都の文化財」として、17ヶ所の寺院・神社・城が、1994年に世界遺産登録された京都。そこでは貴重な文化財を保護するために、どんな取り組みをされているのでしょうか。

国宝指定の建造物を多数有し世界遺産にも登録されている二条城で、それぞれ異なるお立場から文化財保護に携わっている堀さんと後藤さんのお二方にお話を伺いました。

「文化財に求められる役割には大きく二つの側面があります。一つは多くの方に広く公開し、その価値を知っていただくこと。そしてもう一つが文化財を保護維持し、後世にその価値を伝えることです。」と、世界遺産構成資産を含む、市内50箇所以上の史跡の維持管理がご担当の堀さん。「しかしこの2つの側面は、つねにその目的が相反してしまうんです。」

文化財を多くの方に公開することにはもちろん意味があるのですが、その結果ほとんどの文化財には少なからぬダメージが生じてしまうのだと言います。文化財の保護を第一に考えると、温度や湿度などをそれぞれにとって最適な状態にして保管するのがベスト。しかしこの場合、人の目に触れさせることは叶わなくなってしまいます。

「文化財の保護に当たっては、そのバランスをどう取るかが最大のテーマなんです。富士山もこれは共通していると思いますよ。」

建造物と美術品、相反する文化財としての課題

「その顕著な例が、この二条城ですね。」と、建物のスペシャリストとして二条城の修復維持に当たっておられる後藤さん。

「二条城は、貴重な歴史建造物と、建物内にある美術品としての障壁画、この二つがともに文化財指定されているという国内でも本当に希有な城なんです。

そして建物と美術品は、実はその保護の方向性において正反対と言えるんです。」

後藤さんによれば、建造物の場合は光や風を通すことで長期的にその価値を守ることができるのだそう。人が使っていない建物はすぐに朽ちる…と言えば感覚的にも納得がいきます。

しかし一方で美術品は、光や風、温度湿度の変化に対して脆弱なもの。貴重な美術品は直射日光をさけ、厳重な空調管理の元で保管されていることを思えば、これも理解できるでしょう。二条城はその二つの文化財が同居する貴重な城であるがゆえに、この背反に対して延々と模索を重ね続けているのだそうです。

「年間150万人もの方が訪れる二条城の環境にあって、障壁画をどう守るかは、私たちの永遠の課題です。世界ではデジタル化での対応なども始まっていますが、現在二条城では、400年前の材料と技法を用いた精密な模写への入れ替えを進めているところなんです。」

模写といっても材料も技法も本物と同じ。これもいずれ平成の文化財となる作品なのだそう。「100年後にはきっと、この新たな障壁画の保存も考えなくてはならないでしょうね。」

「時代やニーズの変化、新技術の誕生など、文化財をめぐる環境は刻々と変わります。現在採用している方法が、近い未来に大きく変化することもあり得ます。その意味で、文化財の保護とは『永遠にベターを探しつづけること』なのかもしれません。」

堀さんのその言葉に、歴史と文化を守る事業の持つ偉大さと遠大さとを、感じずにはいられません。

堀大輔さん

Profile 堀大輔さん

京都市文化市民局 文化芸術都市推進室 文化財保護課 文化財保護技師

後藤玉樹さん

Profile 後藤玉樹さん

京都市文化市民局 文化芸術都市推進室 文化財保護課 元離宮二条城事務所

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