成功者はジェスチャーにこだわる!あの経営者のボディランゲージに隠された意味とは|フジヤマクロスロード

自己投資の考え方と選択肢2019 / 04 / 18

成功者はジェスチャーにこだわる!あの経営者のボディランゲージに隠された意味とは

成功者ほど見た目にこだわる!?「印象アップ」という自己投資戦略」の記事でもご紹介したように、できる経営者や一流と呼ばれるビジネスマンは、他者からの見られ方を常に意識しています。例えばテレビや雑誌の特集内やセミナーの壇上で話をしている経営者やビジネスマンは、とても「できる人」に見えませんか?このできる印象、実は仕草やボディランゲージによって演出することも可能です。

ジェスチャーが与える印象を理解して自分をより良く見せる方法を実践していくことは有効な自己投資であり、今後のビジネスキャリアを大きく変えるきっかけになるかもしれません。今一度、ボディランゲージの基本から意識したいポイントを掘り下げていきましょう。

ボディランゲージの基礎知識

ボディランゲージは、体の動作を利用した非言語コミュニケーションのひとつ。日常のコミュニケーションの半分以上が、このボディランゲージによって行われているとも言われています。ボディランゲージは「心のサイン」とも呼ばれており、黙っていても無意識的に心情が表れてしまうことも。

ボディランゲージと心理との関係を知ることで、自分の見せ方をマネジメントできるのはもちろん、相手の心情をうかがうことができるようにもなります。プライベートにもビジネスにも活用可能なボディランゲージの持つ意味を、ここでは2つの項目に分けてご紹介します。

不安や不快感がある時に出る動作

不安や心配、緊張、気まずさがある場合に出てしまいやすい動作のポイントは、「身体のどこかに触れている」ということ。これは心理学的に「なだめ行動」と呼ばれる行為で、喉元に触れている場合は不快感や恐怖感があるとされます。また、喉元に近いネックレスを触る仕草も同じように捉えられます。

額に手が行くのは、苦しみがある場合です。自信がない場合は肩をすくめて首を守ろうとする動作をします。腕を組む仕草は拒絶を意味し、足を小刻みに震わせるボディランゲージはイライラしている状態です。この他にも、唇をなめたり唇を強く結んだりする行為(不安やストレスを感じているときに出る仕草)もなだめ行動に該当します。

快適な時、自信がある時に出る動作

心が良い状態の人、リラックスしている人は、首元が無防備です。頭を楽に傾けているのはとてもリラックスしている状態と言えます。胸を張っていたり、膝や机の上などで指を組み合わせ、親指が立っていたりする場合は自信を示すサインです。一流の経営者やビジネスマンが人前で話すときによくする「手のひらを上に向けて話す動作」は、自分を信じて欲しいと説得するサインだと言われています。

ジェスチャーの基礎知識

ジェスチャーはボディランゲージのひとつで、身振り手振りで表現することを指します。プレゼンのように誰かを説得したい場面で使うと効果的な動作で、上手く利用すれば意図せずに出やすいネガティブなボディランゲージを隠したり、見せたい自分を演出したりすることが可能です。

以下ではビジネスで実践できるジェスチャーをシーン別にご紹介し、使う際の注意点をまとめました。

交渉したいときに使えるジェスチャー

何かを交渉する時に重要になるのは「自信」です。自信がないように見えてしまうとせっかくの交渉もうまくいきません。相手に自信のある自分を見せたい場合は、顔を可能な限り大きく見せるジェスチャーが効果的。少し前のめり気味で相手に顔を近づけて話したり、口を大きめに開けて話したりしてみてください。

プレゼンで使えるジェスチャー

「ポイントは3つあります」や「まず1つ目に」など数字を使う場合に、指でその数字を表現します。「しかし」や「つまり」といった接続詞は話の転換点になるので、そういった接続詞を使う場合もしっかりと相手の方を向きながらオーバーに手を動かしてみましょう。

ジェスチャーを使う上での注意点

ジェスチャーを多用しすぎると効果が薄れてしまいます。事前にどんな場面で使うのかを決めておくとよいでしょう。そして、動作は「大きくゆっくり堂々と大胆に」、オーバー過ぎるくらいを心がけてください。ジェスチャーだけで表現しようとせず、声の抑揚や、話の間をうまく使うことで効果が高くなります。

「できる人」のジェスチャーを真似して実践

緊張する場面や不安になってしまう場面はビジネスシーンに付きものです。しかし、緊張や不安をありのまま見せていては、うまく説得することなどできません。緊張や不安があるときこそ、ジェスチャーをうまく使いながら身体を動かすことで、緊張がほぐれてうまく話せると言われています。

プレゼンの猛者たちが集まる有名な世界的講演会「TED Conference」の動画を見てみると、直立してプレゼンしている人はほとんどいません。歩きまわったり大きく手を動かしたりしながら話しています。こういったところに参加している「できる人」の仕草を真似するところから実践してみると、自然なジェスチャーができるようになるでしょう。学びを自己投資と捉え、まずはできるところから少しずつ実践していってください。