仕事も休暇もウェルネスに。夏バテに効く行動習慣と食べ物
40代・50代のためのセカンドライフ2018 / 02 / 08
趣味の空間にも、定住にも。中古別荘の賢い選び方とは?
「別荘を持ちたい」という想いがある方にとっては、何も新築だけが選択肢ではありません。近年では、新築できるくらいの予算があるにもかかわらず、あえて中古別荘を選ぶという方も増えています。新築するつもりでいろんな別荘地を巡っているうちに「これだ」と思う物件に出会うこともあれば、環境面やアクセス面に魅力を感じて別荘地の中古物件を選ぶという方もいらっしゃいます。
富士山の麓で上質な趣味の時間やライフスタイルについて考えるフジヤマクロスロード、今回はずっと快適に使える、そして愛着を持っていられる中古別荘の賢い選び方や探し方にフォーカスします。
なぜ中古?新築ではない別荘を選ぶメリットとは
中古別荘の賢い選び方や探し方を考える前に、まず新築ではない別荘を選ぶメリットを把握しておきましょう。
気に入った物件が手頃な価格で手に入る
中古物件を購入する最大のメリットは、価格が手頃な点です。「新築では手が届かないから中古の別荘を買う」というケースだけでなく、「建物以外にお金をかけたいことが出てきた」という場合もあり、目的はさまざまです。同じ予算でも新築ではなく中古を選ぶで、立地や広さ、建物のグレードなど、より好条件の別荘が手に入ることも珍しくありません。
周辺環境や建物の状態を確認してから購入できる
中古別荘であれば、日当たりなどの周辺環境を事前に確認をすることができます。土地を手に入れて一から建てる新築別荘の場合、建物の仕上がりや暮らしのイメージは図面や模型などから想像するしかありませんが、中古ならすでに建っている住宅の様子を見て購入できるので安心です。
リフォームによって「好みの住環境」を実現できる
内装をリフォームして最新設備を整えれば、新築と遜色ない住空間が手に入ります。思い描いていた理想の別荘を新築するには予算が足りない......という場合も、中古別荘のリフォームであれば夢が叶うかもしれません。今はリフォームの技術が向上しており、選択肢も増えているので、ライフスタイルや趣味などに応じて自分好みのリフォームを実現しやすくなっています。
すぐに手に入れることができる
別荘の購入を決めたら、できるだけ早く手に入れたい――そう思う方は少なくはありません。当然、土地を手に入れて別荘を一から新築するよりも、すでにある中古の別荘をリフォームするだけのほうが工事も早く終わります。理想のライフスタイルを「待たずに」実現できるのは大きな魅力です。
中古別荘購入の「特に」重要なチェックポイント
断熱性
避暑地にある別荘地は冬の寒さが厳しいため、断熱性の高さが快適性の高さに直結します。中古物件の場合は、無断熱の建物や断熱が不十分な建物もあるので注意が必要です。また、結露やカビの跡がないかも室内のチェックも忘れずにしましょう。もし窓の周囲に結露の跡がある場合は、断熱性の低い1枚ガラス窓の可能性が高いと言えます。
気になった中古別荘が1枚ガラスだった場合は、2枚ガラス(ペアガラス)へのリフォームがおすすめです。対流が起こらない状態の空気は断熱性が高いため、既存の窓に内窓をつけて二重サッシにすると断熱性の向上が期待できます。断熱性の向上は、カビ対策にも有効です。
別荘地全体の管理状況
別荘の建物自体はそれぞれの所有になりますが、同じ別荘地内に立っている建物や土地は管理会社が管理を担当するケースがほとんどです。管理会社によって管理体制やサービス内容はさまざまなので、ゴミ置き場(ゴミの分別がきちんとされているか)や道路の清掃・メンテナンス状況などは特に詳しくチェックし、周辺環境やサポート状況を確認しておくようにしましょう。
別荘地で管理会社がどのようなサポートをしているのかは、別荘選び(別荘探し)の段階ではなかなかわからないものです。別荘地を訪れた際に最も気になるのは「どんな別荘があるか」だと思いますが、見学する際には敷地内の管理・サポート体制やサービス内容についても不動産会社へ詳しく聞いてみましょう。
中古か新築か、迷った時は......
中古別荘を購入するか別荘を新築するか迷っている場合は、気になっている地域の不動産会社へ相談するのが一番です。まずは気軽に問い合わせをしてみましょう。他のオーナー様がどのようなポイントで迷っていたか、どういった基準で別荘(物件)を選ばれたか、といった選び方・探し方に関する情報も可能な範囲で教えてくれるはずです。なお、富士山の麓に位置する山中湖畔別荘地で所有を検討されている方は、はじめての別荘ガイドが参考になります。
また、「中古物件のようにすぐに別荘を手に入れたいし、建物の現状を確認してから購入したいが......やっぱり新築物件がいい」という方には、新築の建売物件を買うという選択肢もあります。ぜひ、ご自身やご家族のライフスタイルに合った別荘を探してみてください。