今回は、ホッと温まる料理が恋しくなる季節にぴったりのシチュー専門店「キャセロール」をご紹介しましょう。
「Casserole（キャセロール）」とはシチューを作る土鍋のこと。お店で使用しているキャセロールはすべてシェフ石田さんのデザインを元に、陶芸作家・広川純氏が手作りしたもの。
アフリカ産ペタライトが練り込まれて保温力が高いため、アツアツの美味しさを最後まで楽しむことができるのだそう。この鍋の名を店名に戴いているところにも、並々ならぬシェフのこだわりが垣間見えます。
もともと東京目黒区柿の木坂で、隠れ家的なシチュー専門店として人気を誇っていたキャセロールが、縁あって山中湖に移転して今年で8年。今や山中湖を代表する人気店として、地元はもちろん首都圏からわざわざ通う数多くのお客様に広く愛され続けています。
シチューのソースは、ブラウンとホワイトの2種。ブラウンソースは小麦粉を一切使わず、野菜をじっくりと煮込み続けた秘蔵の品。またホワイトソースも生クリームを使わず手をかけて仕上げた自家製ルーで、いずれもしっかりとした味わいながら胃にもたれることのないやさしい味わいが特長です。
しっかりと煮込んだボリュームたっぷりの厳選国産牛、鹿児島産のブランド鶏、そして季節の野菜たちが、丹念に仕込んだルーと溶けあって、心まで温まるシチューができあがります。フタを明けた瞬間にわき上がるアツアツの湯気と香りのハーモニーとともに、本格シチューだけが持つ深みと、心に響く温もりを堪能されてみてはいかがでしょう。