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陳様 2014年3月完成
オーナーインタビュー第2回は、山中湖に移住された台湾ご出身の陳様にご登場いただきます。
大都会・東京で生活するうちに、段々と自然豊かな土地での暮らしを求めるようになったという陳様。
憧れの富士山を間近に望むお住まいで、自生する植物の勉強や動物たちとの共生を大いに楽しまれています。
オーナー様向けのイベントにも積極的に参加され、1人暮らしでもまったく寂しさを感じないという、現在の暮らしについて伺いました。
私は台湾出身ですが、30年前に一度、日本に留学しています。そして5年前に転勤で東京に来て、3年前に自分の会社をつくりました。もちろん会社は東京にありますが、やっぱり環境は山中湖の方がいいので(笑)、生活はこちらでしています。私の夢でしたから、本当にこの家を造って良かったですよ。
東京での生活は、毎日混んだ電車に乗って、空気もおいしくなくて、家賃も高い(笑)。留学していた時から、段々と自然の中で暮らしたいと思うようになりました。それで伊豆や群馬、軽井沢、千葉と、いろいろな場所に家を探しに行きました。
でも僕の中では、日本の代表はやっぱり富士山ですよ。富士山の写真を見ては「これが日本だ」と思っていましたから。日本全国に別荘地がありますけど、富士山が見えるところは少ないです。それにここは、山だけじゃなく湖もあって、四季がすごくはっきりしている。それはとても幸せです。台湾は1年中ずっと夏みたいだから(笑)。
お庭からの富士山の眺め
初めて山中湖に来た時、晴れていて富士山が目の前に見えてすごくきれいで、こんなところに生涯住みたいと強く思いました。何カ所か見た土地の中でも、特にここは富士山が近くて良かったです。それと僕は阿部さん(弊社担当営業)のことをとても信じていたから(笑)、阿部さんのおすすめなら間違いないと思ったんです(笑)。
2013年5月に初めて来て、7月には契約しました。設計・許認可が5カ月間で、着工からから完成までは3カ月くらい。すごく効率のいい会社ですよ(笑)。当時は東京に住んでいましたが、設計の打ち合わせは山中湖か山梨の富士急建設の本社でしていました。設計から完成まで本当に問題もなくスムーズで、もしかすると僕はラッキーだったのかな(笑)。一昨年はすごく寒くて雪も多かったので、工事は大変でしたがみなさんがんばってくれて、とても感動しました。
山中湖に住むことを家族に話した時、妻子はうらやましがりましたね。妻は台湾で会社を経営していて忙しいですが、2人の子どもたちと一緒に、毎年、夏休みとお正月には遊びに来ます。実は山中湖は台湾からそんなに遠くなくて、飛行機で3時間くらいですし、羽田空港からは直行バスがあるから便利です。東京の会社からも車で1時間半くらい。仕事はインターネットがあればほとんどパソコンでできますから、1~2週間に1回くらい東京のオフィスに行って、それ以外はここで仕事をしています。
担当営業者との談笑
実を言うと、本当はもっと白川郷みたいな古民家を造りたかったんですが、古民家の材料がなかなか手に入らなくて難しいと言われました。それで設計の方に相談して、日本の伝統的な様式を現代風にアレンジすることにしました。周りの別荘はほとんど洋風ですが、僕は日本が好きで、わざわざ日本で生活しに来たんだから日本風の家がいいと思いました。
造る時は、日本の友達や富士急建設のみなさんに、すごく助けてもらいました。例えば囲炉裏は、日本の雰囲気があって好きなのですが、普通は四角いですよね。でも台湾人は丸テーブルが好きなんです。なので両方を併せて、丸い囲炉裏を特注で造ってもらいました。四角いと角には座りにくいけど、丸いとどこでも座れるから使いやすいですよ。
囲炉裏の上の亀甲竹は、知り合いの竹の業者さんからのプレゼントです。岩手で南部鉄器を買ってきたので、吊るしてお湯を沸かしたり、家族が来たときは鍋でしゃぶしゃぶをしたりしています。薪ストーブも上段で料理ができるんです。ここで焼くピザは本当においしいですよ。
茶室も造りたかったのですが本物の茶室は難しかったので、ここも現代風に(笑)リビングの脇に畳のスペースを造りました。家族が揃うといつもそこで台湾式のお茶を飲みます。
囲炉裏の上の亀甲竹
岩手で買ってきた
南部鉄器
ピザも焼ける薪ストーブ
特注の丸い囲炉裏
現代風にアレンジした茶室
土地に関しては、富士山の眺めももちろんですが、生えている木や植物も気に入って、木を残せるように設計してもらったんです。だから木は1本も伐っていません。人間は数十年しか生きないけど、木は何百年と生きるでしょ。だから尊敬します。
一昨年、40本の椿を植えましたが、シカに葉を全部食べられてしまいました。調べたら椿の葉は漢方薬だったんです。シカは賢いですね。きっと分かって食べているんですね。でもいいんです。シカは先住民ですから(笑)良い友達になりたいです。将来的には何かを植えて、彼らに差し上げたいですね。そう言えば以前、外を見たらシカがいっぱいいてびっくりしました。数えたら24頭!葉がなくなるわけだと思いました(笑)。
DIYも好きなので、リビングの白樺は自分で買って取り付けました。ちょっとキッチンが見え過ぎる気がしたので、目隠しに取り付けたんです。裏庭には台湾の形をした池を造りました。他にもいっぱいDIYを計画中です。
実際に生活してみたら、想像していたより良かったです。便利だし、空気もおいしい、富士山のおかげで水もおいしい。台湾から来た友達が、水が甘いと言っていました。それに治安も良いです。
近くの別荘の方とお友達になったので、1人暮らしでも全然寂しくないですね。東京は家も狭いし、隣に誰が住んでいるかも分からないでしょ。だから実は東京の生活の方が寂しいですよ。たまに管理事務所にコーヒーを飲みに行きますが、富士急のみなさんもやさしい。オーナー向けのイベントにもよく行きます。音楽会とか富士山のウォーキングとか、今度はヒメホタルの観賞会に行く予定です。
オーナー向けイベント「自然観察ハイキング」
それから僕がすごく感動したのは、山中湖の白鳥です。写真を撮ろうとすると、かわいらしくポーズをとるんですよ(笑)。白鳥も賢いですね。写真は好きで、景色も動物も草も花もいろいろ撮ります。初めて見る植物も多いですから、本で調べて勉強するのも楽しいです。図書館(山中湖情報創造館)の資料も素晴らしいですね。富士山関係の資料が非常にたくさんあって何度も通いました。
家族とはなかなか会えませんが、だからこそ会った時に新鮮でうれしい。恋人気分ですよ(笑)。それに今は、何かあればインターネットですぐに連絡できますから、あまり距離を感じないですね。それと家に山中湖村の防災無線を引いているんです。もし富士山に何かあった時の連絡とか、健康診断のお知らせとかも入るのですごく安心です。
山中湖は、きれいな風景だけじゃなくて、富士山の信仰とか歴史的に勉強することがたくさんあります。昔の御師の山登りの知恵など、周辺の文化も大切なことです。世界遺産になる理由があります。そういったこともすごく面白いですね。
山中湖で生活が始まったのは、僕が55歳の時です。人生は100年もないですから、人生の後半をこうして暮らせているのはすごく幸せですよ。ここで生活するこの先の10年、20年、30年が、きっと一番幸せだと思います。
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