HOME > ライフスタイル&グルメ紹介 > 暮らし|Vol.22 来て安心、訪れて楽しい山梨の魅力を、もっと世界へ
訪日観光客へのアンケートなどでよく聞かれるのが「日本はWi-Fiを使えるスポットが少ない」という声。
そんな声に応え、山梨県では日本でもいち早く地方自治体による主体的な取り組みをスタートさせています。
それが平成24年1月にスタートした「やまなしFree Wi-Fiプロジェクト」。
プロジェクト最大の特長は、県の予算でWi-Fiスポットを設置するのではなく、県の先導による「産・官・民」の三位一体によるプロジェクトだということ。行政頼みではなく、民間企業や店舗・施設などが、自主的に「より充実したおもてなし環境」を実現するために取り組んでいるという点で、全国的にも画期的なプロジェクトとなっています。
県職員がNTT東日本をはじめとするICT企業の協力を得ながら、外国人観光客の特に多い富士五湖周辺エリアを中心に、ローラー作戦でプロジェクトの意義と価値を説いてまわり、着実にスポットの設置を進めていった結果、「平成25年末までに1000スポットの設置」という当初目標を大幅に上回る1455スポットの設置を実現。さらに「平成27年末までに2000スポット」と上方修正した目標に対しても、本年2月現在すでに1800スポットの設置を完了しているのだそうです。
事業を推進している山梨県観光部観光振興課・広域振興担当の丸山孝さんは、「Wi-Fi環境を整備すること自体が目的ではありません」と言います。
県の大きな目的は、山梨県の魅力を国内外の多くの方々に知っていただくとともに、実際に山梨県を訪れた観光客が心から満足してくださること。利便性を高め、山梨県の多彩な情報に手軽にふれていただくためのいわばスタートラインが、この「やまなしFree Wi-Fiプロジェクト」なのだそうです。
実際に県では「富士の国やまなし観光ネット」を始め、山梨の食の魅力満載の「食の体験サイト“やまなしUmaiiネット”」、富士山が今どこで美しく見えるかなどをリアルタイムで確認できる「Fujisan Watcher」など、さまざまなサイトを立ち上げて多彩な情報を発信しつづけています。
また、観光案内所では、NTT東日本が提供する、光ステーションのWi-Fiスポットでインターネットが2週間使用できる「Wi-Fiカード」を外国人観光客限定で配布。
このカードが利用できるWi-Fiスポットでは、インターネット利用のほか、富士山世界遺産構成資産ガイドブックや指さし会話、災害時の行動支援情報などスマートフォンやタブレットで利用できるコンテンツを多言語で提供するなど、山梨県の旅をより楽しんでいただくための工夫が施されています。
「プロジェクトはまだ進行中ですが、ネットで実現できることはまだまだ無限にあります。その可能性を活かし、さらに山梨の魅力を広めていくためには多くの方々の知恵やアイディアが必要です。ぜひ今まで以上に県民を始めとする様々な方の力を結集していきたいと思っています」。
便利で快適、そしてより充実した楽しみを提供するとともに、今後の課題となるのは「安全」や「環境整備」だと丸山さん。富士山の世界遺産登録に伴って、人類全体の宝としての富士山エリアの保全と整備を考えていく必要もある、と言います。
初めて山梨を訪れた方も安心して、多彩で快適な山梨県を満喫していただける。そんな理想的な環境が、今も着実に充実の途をたどっています。
やまなしFree Wi-Fiプロジェクトのマーク。
このマークのあるスポットから、県発信の情報やサイトが誰でも自由に利用できる。
特に海外からの観光客に多い「Wi-Fi環境の充実」のニーズを満たすためFree Wi-Fiスポットの拡充を行う他、整備されたIT環境を駆使して、山梨の魅力を幅広く発信している。
山梨県観光部観光振興課
甲府市丸の内1丁目6-1 TEL.055-223-1557
www.yamanashi-kankou.jp
山中湖:0120-232-236
十里木:055-998-1212
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