HOME > ライフスタイル&グルメ紹介 > 人々|Vol.21 富士山の麓を舞台にバイクとともに生きる喜び
世界のレーシングシーンを牽引するウェアメーカーとして、バイクファンの中では知らぬ者のないブランド。それがクシタニ。
最高級の品質と安全性が求められる先進の皮革レーシングスーツを筆頭にバイクの多彩な楽しみ方にマッチするウェアを提案し続けています。
そんなクシタニが立ち上げた新たな趣きのショップ、新東名高速道路「NEOPASA清水」内にオープンした清水店で、櫛谷信夫さんにお話を伺いました。
「クシタニというとレーシングウェアのイメージが強いと思いますが、もとは婦人用の皮革製品仕立屋だったんです。」と櫛谷さん。
戦後まもなくの頃、日本のバイクがまさに世界に飛び出そうとしていた時代。バイクの周辺製品もまだまだ未整備で、レーサーの皮革スーツを作れるメーカーすらなかったそう。そこで白羽の矢が立ったのがクシタニでした。
以降、レースの様々なノウハウを吸収し、50年以上をかけて世界に誇るブランドとなりましたが、しかしその一方で、レースの印象が強くなりすぎたのも否めない事実。
この清水店は、、パーキングエリアを利用する幅広い方に、気軽にバイクに親しんでもらえるようにきめ細かく配慮され、商品も決してマニア向けでなく皮革のブックカバーや、キーホルダーなどの小物から、街着としても着られるバイクウェアまでを、幅広く取り揃えて、さらに店には、誰もが気軽に国内外の最新バイクに乗って富士山周辺のツーリングを楽しめる「レンタルバイク」も用意されている他、楽しい会話とコーヒーのひとときを提供し、幅広いライダーを応援するイベント「クシタニコーヒーブレイクミーティング」なども予定されているそうです。
「私は東京在住なのですが、中部圏から関東圏のライダーにとって、富士山や富士五湖周辺というのはある意味で聖地なんですよ。」
富士山や山中湖をバイクで楽しむには?とお聞きすると、間髪を入れずに櫛谷さんからそんなお答えが返ってきました。
バイク愛好家の目には、富士山周辺はまさに「走りどころが満載のエリア」として映っているのだそうです。しかも富士山周辺が他のエリアと突出して異なるのは、「走りどころ」としての幅の広さと奥深さにあるのだと言います。
一人ひとりのライダーには皆、知らず知らずのうちに胸に描いている『自分だけのバイクの魅力』があります。それはスピードの楽しみだったり、峠を攻める緊迫感だったり、のんびりと風に吹かれながら走る光景であったりと、まさに人それぞれ。一般にバイクのメッカと呼ばれるようなエリアは皆こうしたニーズを満たしているのですが、それらのほとんどは、独特の峠道の魅力であったり、ロングツーリング向けの風景だったりと、ある一つの魅力を満たしているのが現実です。
「例えば美しく裾をたなびかせた富士山に代表されるように、限りなく雄大な風景や、季節ごとの風の匂いを感じながらロングツーリングを楽しんだり。またスピードや疾駆感を楽しみたい方は、近隣に豊富にラインナップされた峠のワインディングを攻めることもできます。」
つまり、バイクという乗り物が包含するあらゆる楽しみ方を、造作もなく呑み込んで微笑んでいるような、そんな懐の深さこそが「聖地」の所以なのだそう。
バイク愛好家にとっての富士山周辺は、つまりバイクという最上のパートナーとともに楽しめる無限の世界の、その多彩な可能性すべてを許容してくれる特別な場所。
国内はもとより海外のライダーたちまでもが、こぞって富士山をめざすのにはそんな大きな理由があったのです。
さらに櫛谷さんは語ります。「バイクの無限の楽しみがぎっしり詰まった富士山周辺の魅力は、日帰りでも十分に堪能できるのですが、例えば山中湖を自分の”拠点”として考えるのなら、その楽しみ方の幅はさらに飛躍的に広がりますよね。たっぷりと時間をかけて富士山周辺を味わいつくせるのはもちろんなんですが、むしろそれ以上に、富士山麓に優るとも劣らない魅惑のエリアがさらに加わるという点が大きいですね。富士山を中心に同心円状に目を広げていけば、そこに広がるのは例えば箱根や伊豆のワインディング、そして個性豊かななツーリングコースの数々です。また山から目を海に移せば、ここ清水のように、広大な駿河湾に展開する個性豊かで美しい海岸線たちが待っているんですからね。」
「いつかは富士山周辺に居を構えたい。」
バイクを愛する方ならおそらく誰もがそんな気持ちを胸の中に秘めているのではないでしょうか。
「私の今の悩みは、愛車と思う存分にふれあえないもどかしさですね。都内では玄関ドアを開けてすぐにバイクにまたがる、ということがなかなか実現できないんです。」
バイクとの距離感を置かざるを得ない都市生活では、日常的にバイクに乗ること自体が難しいのだと言います。またバイクを好きな方は、簡単な整備など日頃からバイクに触れていたい気持ちもありますが、そこまでの要求を満たすガレージを持つことを考えると相当な情熱とコストが必要となり、こうした生活上のハードルが原因で、泣く泣くバイクを手放す方が多いのも悲しい事実なのだと言います。
バイクが一部のマニアのものでなく、さまざまな方にもっと広く愛されるためには、こうした住環境についても考えねばならないのかもしれません。「玄関を出たらすぐに愛車にまたがれる、そして思い立った時にいつでもバイクにふれ合える居住環境は、私に限らずバイク乗りにとってはまさに憧れの的。
例えば山中湖に住む… そう想像しただけで、困ったことに私の中で夢が際限なく広がっていってしまうんです。(笑)」
幼い頃よりバイク好きの人々に囲まれて育ち、ご自身もバイクの虜に。小学生の頃から鈴鹿8耐に通っていたという。16歳で初めて中型バイクに乗り始め、以降レーシングレプリカからツーリングタイプまで数々のバイクを乗り継ぎ、ご自身がそこから得たバイクの醍醐味や多彩な楽しみ方を提案し続けている。
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