HOME > ライフスタイル&グルメ紹介 > 人々|Vol.35 富士急行 創立90周年「山中湖畔別荘地物語」
富士急山中湖畔別荘地は、富士急行の前身である富士山麓土地株式会社が創設された大正年間に、日本のリゾートとしての幕を開けました。
そのコンセプトは開発というよりもむしろ「調和」と表現すべきもので、世界に誇る富士山麓の豊かな環境に溶け込み、人が自然にくつろげる場を築き上げるという、富士急行創始者・堀内良平翁の一貫した考えに基づいたものでした。
実際にその後、国内の他のリゾート地とは一線を画すほどに、極めてゆるやかな進歩成長をつづけ、現在に至っています。
特に森の維持管理には、別荘や道路の整備と同じ価値観で力を注いでおり、その結果、今では開発当時以上に豊かな森林環境が整っているほどです。
山中湖畔別荘地は、広大な森林の中に8エリア・約3300区画が展開されていますが、これも他のリゾートには見られないほどの低い密集度です。
当初からの「あくまでも人が豊かに過ごせる別荘」でありたいというスタイルが現在へと連綿と貫かれている証でしょう。
開発計画を牽引した堀内良平翁は、それ以前から政界・財界などに幅広い人脈を持ち、数々の著名人との深い親交を結んでいました。
政治・報道・文学・学術など多岐に渡る分野で活躍し、近代日本の歴史を築き上げた人物の一人に挙げられる徳富蘇峰もその一人です。
蘇峰は、明治、大正、昭和の長きにわたって第一線で活動したジャーナリストとして知られ、昭和8年以降は堀内良平翁に招かれたのをきっかけに、幽玄な趣を湛える富士山と清らかな湧水を満たしたこの地をいたく気に入り、毎夏を山中湖畔の双宜荘で過ごし、「近世日本国民史」の執筆の傍ら、湖畔の散策や地元の村人との交流を楽しみました。
そんな蘇峰が山中湖への愛着をこめて名付けたのが「旭日丘」の名称。そしてこの命名こそが、山中湖畔別荘地の長い歴史の中に輝く、最大のエポックとなりました。
堀内良平翁の後、山中湖畔別荘地の発展推進という大任は堀内一雄、光雄、光一郎へと4代に渡って引き継がれますが、単に事業計画の継承にとどまらず、良平翁の熱き志までもが、その系譜の中に脈々と受け継がれていきます。
「山中湖の美しさと素晴らしさをけして損なうことなく、人がより豊かに過ごせる環境を創りたい」というその想いは、その後の計画の進め方にも如実に表れていきます。
昭和27年、旭日丘に「富士スケートリンク」を開業。また同年、連合軍に接収されていた富士ゴルフコースが再整備され、国内で最早期のオープンを果たします。
次いで36年には桜ヶ丘別荘地、37年にあざみ丘別荘地の分譲を開始。38年にはホテルマウント富士の開業と、もはや戦後ではないと言われ始めた頃からは別荘地としてますますの発展が進みます。
以降から平成にかけても、旭日丘ドライブイン(現・旭日丘「森の駅」)、バスターミナル、PICA山中湖ヴィレッジなど、別荘ライフをより豊かに彩る施設・交通網などの整備が進み、平成18年以降は「ガレージハウス山中湖」を皮切りに、多様化するそれぞれのニーズを満たす建物である「コンセプトヴィラ」シリーズを発表。また別荘地を循環するオーナーズバスの運行など、ハード・ソフトの両面にわたり別荘ライフの手厚いサポート計画が着実に進んでいきます。
しかしそのいずれもが性急に進められた開発ではなく、周辺環境に対する慎重な配慮を重ねながら進められたもの。その理念の源とは言うまでもなく、富士急行に今も連綿と息づく「地域の良さを大切にしつつ、地域のさらなる発展を実現したい」という願いであり、また地域と富士急行との間に結ばれた、強い信頼の絆によるものなのです。
別荘地オーナーの皆さまが自分だけの豊かな時間を心から愉しめる現在の山中湖畔別荘地は、90年の時の積み重ねと、人の地域への愛によってこうして形作られていったのです。
頌徳碑へのアプローチが整備され、周辺には四季の風を楽しめるウッドデッキなどが置かれ、人々の交流の場となるコミュニティーが。
山中湖畔別荘地の起点である旭日丘は、富士急行の山中湖リゾート開発の象徴となるエリア。これまでもPICA山中湖ヴィレッジを始め多彩な施設の拡充を図りエリアの活性化を進めてまいりました。
さらに富士急行では、このほど旭日丘命名碑と堀内良平翁顕彰碑の建つ顕彰公園を、山中湖を訪れる人々の憩いの場としてリニューアルするとともに周辺のアクティビティをさらに充実させ、山中湖リゾート開発当時の理念に改めて回帰し、90年の時を経て豊かに成長した山中湖畔の素晴らしい環境の中で自然との語らいや多彩な交流を図ることのできるエリアとして整備してまいります。
山中湖畔別荘地の想いと歴史、そして素晴らしい環境を何よりも大切にしながら、富士の麓・山中湖の環境の素晴らしさを、皆さまのお子様、そしてお孫様の世代へと、流れる水のように絶えることなく受け継いでいくために。
より多様性あるスタイルで享受できる空間づくりと情報発信を通して、次世代の人々に「世界の富士の麓で、もっとも自分らしく過ごせる場所」として、創業当時の精神、息吹を、未来へと語り継いでいきたいと考えています。
堀内良平翁顕彰公園内・旭日丘命名碑
山中湖文学の森「徳富蘇峰館」
徳富蘇峰(同志社大学 同志社社史資料センター所蔵資料)
昭和37年頃の桜ヶ丘別荘地(現山中湖畔別荘地桜丘地区)
昭和38年ホテルマウント富士開業
初期の別荘の佇まい
郡内地域の発展に大きく寄与したことへの感謝を込め、富士急行線沿線をはじめ周辺町村長の連名により建立された。
山中湖:0120-232-236
十里木:055-998-1212
受付時間9:00〜18:00(土日祝も営業)
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