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山中湖・富士山で趣味を極める2015 / 06 / 26
【自動車】ライセンスを取得して、富士スピードウェイを自由に走る
スタイリッシュで躍動感のある流線形のフォルムは高級スポーツカーの大きな魅力ですが、オーナー様の感性を最も刺激してくれるのはやはり、圧倒的な"走り"ではないでしょうか。ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、アウディ、BMW、そしてベンツ――。これらのオーナー様の中には、「毎週末オーナー仲間と集まって富士山や山中湖畔にツーリングに行くのが楽しみ」という方もいらっしゃるでしょう。
しかし、公道でスポーツカーの高いポテンシャルを感じるのには限界があります。もし愛車のハンドルを握りながら加速や最高速、コーナリング、エンジン音を最大限に楽しみたいなら、サーキットでの走行がおすすめです。
富士山麓で大人の趣味やライフスタイル、上質な時間の過ごし方を探す当コラム「フジヤマクロスロード」の第3回は、富士スピードウェイを愛車で自由に走るための方法についてお話しします。
富士スピードウェイの魅力
富士スピードウェイ(Fuji International Speedway)は、東名高速道路の御殿場ICからほど近い、静岡県駿東郡小山町にあるサーキットです。オープンは1966年(昭和41年)とかなり歴史がありますが、2005年にリニューアルを実施。それによってF1開催に必要な資格であるグレード1を取得し、2007年と2008年には鈴鹿サーキットに代わってF1グランプリが開催されています。
コース最大の特徴は、全長1,475mという世界有数のロングストレート。コース幅も鈴鹿(10〜14m)に比べて15〜25mと広く、かつては超高速サーキットとして人気でした。相次ぐコース変更とともにコーナーが増え、走行速度の減速が図られてきましたが、現在においても高速テクニカルコースとしてドライバーを刺激し続けています。愛車の"走り"をサーキットで感じる愉悦――まさしく、大人の趣味ならではの醍醐味と言えるでしょう。
ライセンスを取得する方法
愛車で富士スピードウェイを走りたい場合は、「FISCOライセンス」というものを取得しなければなりません。これは、このサーキットにあるレーシングコースおよびショートサーキットを走行するための免許で、一般走行マナーやサーキット規約など、スポーツ走行を楽しむ上で必要なルールや注意事項に関する講習を受講されたオーナー様に発行されます。
富士山のダイナミックさや山麓に吹き下ろす風をダイレクトに感じられるのが、パラグライダーの醍醐味です。自分の力で飛び、気流の力だけで宙に浮くことの爽快感といったら――もはや言葉では表すことができません。新緑の季節のさわやかな陽気も、秋から冬にかけての張り詰めた空気も、文字通り肌で感じながら誰にも邪魔されずに富士山を満喫できます。
取得に必要なもの
大前提となるのは運転免許証を所有していることですが、普段運転をされている方なら問題ありません。講習会は予約制ではありませんが、開催日程や受付時間は決まっています。当日は「運転免許証」「印鑑」「3cm×2.5cmの証明写真」「筆記用具」をご持参ください。愛車と同様にオーナー様のコンディションも重要ですので、心身ともに万全の状態を整えておきましょう。
※講習会の詳細は、富士スピードウェイの該当ページでご確認ください。
取得の流れ
- STEP 1
- AM7:30~ ゲートがオープンします。
- STEP 2
- AM9:00~ 受付開始です。入会申込書を提出しましょう。
- STEP 3
- AM10:00~ 100分間の講習会(座学)がスタートします。
- STEP 4
- AM11:40~ ライセンスの発行が行われます。
- STEP 5
- PM0:10~ 先導車のもとでコースを下見走行します。
- STEP 6
- これでオーナー様は、自由にサーキットを走ることができます。
ライセンスの種類~本格的にレースに出たいなら~
FISCOライセンスは富士スピードウェイを走るための免許ですが、本格的にレースに出たい方は、FIA(国際自動車連盟)やJAF(日本自動車連盟)が発行するライセンスの取得を目指しましょう。FIAやJAFのライセンスには、国内B級から国内A級、国際C級、国際B級、国際A級、スーパーライセンスまで複数あり、レース参加には国内A級以上が必要になります。
「速く走りたい」に応えてくれる場所
低重心、空気抵抗を抑えたスタイリング、馬力のあるエンジン、「走る」「曲がる」「止まる」の性能を最大化するための設計。ハイエンドスポーツカーには一般車にはない装備が多数あり、これらが「速く走りたい」という人間の本質的な欲求を満たしてくれます。
気分を高揚させ、爽快にさせ、自然と笑顔にしてくれるのがスポーツカーの魅力であり、オーナー様が愛車をかわいがってやまない理由ではないでしょうか。週末に都心から遊びに来て気ままに"流す"もよし、近くの別荘からオーナー仲間を連れて愛車の走りを楽しむもよし。日常と非日常を切り離して特別な世界へと連れて行ってくれるスポーツカーに乗って、富士のふもとに行ってみませんか?