仕事も休暇もウェルネスに。夏バテに効く行動習慣と食べ物
山中湖・富士山で趣味を極める2017 / 10 / 12
【ハイキング】秋の富士山麓・山中湖畔で魅力に触れる徒歩の旅
以前、「夏を満喫できる富士五湖周辺のトレッキングエリア」のコラムでもご紹介したように、山中湖畔には富士山を仰ぎながら四季折々の豊かな自然に触れられるハイキングコースが多数存在しています。爽やかに晴れわたる日が多くなる10~11月、山中湖畔で開放的な秋を堪能してみてはいかがでしょうか?
秋山ハイキングの魅力とメリット
秋山でのハイキングにはいくつもの魅力があります。以下で、そちらを詳しくご紹介します。
なお、ハイキングと似た言葉に「トレッキング」がありますが、その中身は少々異なります。トレッキングは「登頂にはこだわらず自分のペースで山の中を歩くこと」で、ハイキングは「健康や景観のため、軽装で一定のコース・距離を歩くこと」。こう見ると、「山を登る(歩く)」ことが目的のトレッキングに対して、ハイキングは「健康や景観のため」と目的が異なることがおわかりいただけるかと思います。
秋山ならではの美しい景観
秋山ハイキングいちばんの楽しみといえば、やはり清々しい秋晴れの中、赤色や黄色に染まる山々の景色を眺めること。タイミングが合えば、山頂の冠雪、山腹の紅葉、山麓の針葉樹が織り成す「三段紅葉」に出会えることもあります。
歩きやすく過ごしやすい気候
熱中症の心配もある夏や寒さの厳しい冬とは異なり、秋は野外でのアクティビティに適した過ごしやすい季節です。爽やかな秋風に吹かれながら色づいた景色を愛でられる秋は、ハイキングによく適したシーズンと言えるでしょう。
「フィトンチッド」による森林浴効果
森のすがすがしい空気、鮮やかな緑や紅葉などに触れることは、精神のリラックスにつながると言われています。いわゆる「森の香り」と言われる匂い成分の正体は、樹木から発散されている「フィトンチッド」と呼ばれるもの。これは細菌や虫に侵されないようにするなど、樹木が身を守るために発散しているものですが、人体にとっては気持ちを落ち着かせる効果があるそうです。
ハイキングの歩き方テクニック
歩き方のテクニックを学ぶことで、ハイキングはさらに楽しみやすくなります。「長時間歩くのは苦手」という理由でハイキングに抵抗を感じている方は、ぜひ参考になさってください。
靴底を地面にフラットにする
つま先立ちで歩くのは、足への負担が大きく疲労がたまりやすいのでおすすめできません。地面に足の裏全体をつける感覚でしっかり歩きましょう。
歩幅は小さめに
歩幅が大きいと腰やひざへの負担が大きくなり、不安定な場所では体勢が崩れやすくなります。
水分をこまめに補給
水分不足は疲労を招く大きな要因です。喉が渇いたと感じる前に、こまめに水分補給するのがポイント。500mlのペットボトルでは足りないことが多いので、大きめの水筒などを用意しておくとよいでしょう。
上り坂は前傾姿勢で
上り坂は、慣れていない人ほど早いペースになりがちです。一定のペースで息を切らさないよう、自分のペースを維持しながら進みましょう。姿勢は、ほんの少し前傾気味にすると楽です。
下り坂はやや胸を張るようなイメージで
体重を受け止めるために膝や腰にかかる負担が大きい下りは、上りよりも注意が必要です。「小股」「ベタ足」「ゆっくり」を心がけ、体勢はやや胸を張るようなイメージで気持ち後ろに逸らすとよいでしょう。
美しい動植物に夢中になって迷わないように注意!
富士山麓にある山中湖周辺は「日本三大野鳥生息地」のひとつと言われ、多数の野鳥を目にするころができます。シカなどの野生生物も多く、思いがけず出会うチャンスがあるかもしれません。モミジなどが色づくと景色がいっそう美しくなるので、秋の山中湖ハイキングは本当におすすめです。ただし、ハイキングと言っても油断は禁物。急な雨や気温の低下などに備えて防寒対策は怠らず、また平地よりも日没が早いという点を忘れずに早めの行動を心がけましょう。
富士急行が運営する山中湖畔別荘地では、10月22日(日)に三国峠でハイキングイベントを開催します。家族で、夫婦で、ビジネス仲間で、五感を通して色づく山々に魅力を味わえる秋山ハイキングの楽しさをぜひ体験してみてください。