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夏を満喫できる富士五湖周辺のトレッキングエリア
東に丹沢山地、北に奥秩父山地と八ヶ岳、西に赤石山脈(南アルプス)、そして南に富士山という山々を抱える山梨県は、日本屈指のトレッキングスポットです。日和が良い春から夏、そして秋にかけては、アウトドア派にはたまらないトレッキングシーズン。世界文化遺産に登録された富士山以外にも、登山家を引きつけてやまない名山が山梨県にはいくつもあります。
今回のフジヤマクロスロードでは、初夏から夏にかけてのさわやかな気候を満喫できる富士五湖周辺のおすすめトレッキングエリアをご紹介します。
トレッキングは大自然との出会い
トレッキング(trekking)は「山歩き」のこと。広い意味では山登りと同じですが、登山が登頂を目的とするのに対し、トレッキングでは必ずしも登頂を目指すわけではなく、山歩き自体を目的とします。同じようなニュアンスのアクティビティにハイキング(Hiking)がありますが、ハイキングは平地・山地・市街地などを問わず、比較的軽装で楽しめるものを指すのが一般的です。
トレッキングの最大の魅力は、何と言っても普段は出会えない雄大な自然に触れられることです。透き通った空気、動物や野鳥の鳴き声、小川のせせらぎ、木々や草花の香り、そしてふいに視界に飛び込んでくる絶景――。曲がりくねった獣道には、いろんな発見が転がっています。大自然に包まれた中での運動は健康にも良く、心地良さを感じられる森林浴効果も相まって、体内からエネルギーが沸いてくる感覚を得られるでしょう。
富士山の眺めを堪能できるおすすめトレッキングエリア
石割山(山中湖村)
山中湖周辺で最も高い1413mの石割山は、日本神話に登場する「天岩戸(あまのいわと)」の舞台とされる石割神社があることで知られる場所。平野バス停近くの石割山入口から出発し、緩やかな山道を登ること1時間あまりで、八合目の石割神社に到着します。そこから頂上までは、遮るもののない大パノラマ。眼前に広がる富士と山中湖の景観は、息を呑むほどの美しさです。
石割山エリアのトレッキングコース参考例
URL: http://www.fujiyama-navi.jp/yamaaruki/yamanakako-n/#course_a
竜ヶ岳(身延町・富士河口湖町)
かつて「小富士」と呼ばれた竜ヶ岳(標高1485m)は、初日の出とダイヤモンド富士が人気のスポットです。中腹に設置された展望台までは、朝霞高原を眺めながらの山歩き。そこから先は近くに富士山を、反対側に南アルプスの遠景を見ながらのトレッキングです。竜ヶ岳から端足峠を回るコースでは、千円札に描かれた逆さ富士のモデルとしてお馴染みの本栖湖畔を歩きます。
竜ヶ岳エリアのトレッキングコース参考例
URL: http://www.fujiyama-navi.jp/yamaaruki/shojiko-motosuko/#course_b
豊かな自然に心が躍るおすすめトレッキングエリア
三国山(山中湖村)
籠坂峠からアザミ平、大洞山を経由して標高1343 mの三国山へと至るトレッキングコースです。樹海の中を歩いてたどり着くアザミ平には「富士山噴火による異変種」と言われるフジアザミ(日本産では最大級の花を咲かせるアザミ)が多く分布しており、大洞山への道すがらにはブナの樹林帯が広がっています。春から秋にかけては木々や草花だけでなく、野鳥の歌声も楽しむことができます。
三国山エリアのトレッキングコース参考例
URL: http://www.fujiyama-navi.jp/yamaaruki/yamanakako-s/#course_c
青木ヶ原(富士河口湖町・鳴沢村)
富士山の北西に位置する青木ヶ原は、標高920~1300m付近に広がる樹海。9世紀の大噴火により独自の土壌が形成され、それが現在の豊かな混合林や生態系を育む基盤となっています。樹海の中には遊歩道も整備されており、深い森の中をゆっくり散策したい方におすすめ。噴火が作り出した天然記念物の鳴沢氷穴や富岳風穴も、自然の不思議を感じることができるスポットです。
青木ヶ原エリアのトレッキングコース参考例
URL: http://www.yamanashi-kankou.jp/kokuritsukoen/jp/miryoku/hiking/course3.html
別荘をベースにトレッキング三昧
都会の喧噪を離れ、自然の中で心地よい汗を感じたい方には、夏のトレッキングがおすすめです。しかし、週末を挟んでのとんぼ返りでは奥山まで行く時間が取れませんし、せっかくの雄大な自然をゆっくりと楽しめないかもしれません。
ご夫婦やカップル、ご友人と心ゆくまでトレッキングを楽しみたい方は、別荘を拠点に山梨県内のトレッキングエリアを巡ってみましょう。実際、40代、50代のご夫婦やリタイアされたアクティブシニアの中には、山中湖畔別荘地を拠点にして登山・トレッキング三昧の日々を楽しんでいるという方々も少なくないようです。二人で手を取り合って雄大な山々を歩き回るという第二の人生――。みなさんもいかがでしょうか?