「オフ」から「オン」へ、趣味で広がるビジネスと人脈|フジヤマクロスロード

自己投資の考え方と選択肢2015 / 06 / 26

「オフ」から「オン」へ、趣味で広がるビジネスと人脈

経営者の中には、「オンとオフはしっかり分ける」「仕事は仕事、趣味は趣味」というタイプの方もたくさんいらっしゃるでしょう。確かに趣味とビジネスは無関係ですが、ときに趣味の活動がビジネスの人脈形成につながったり、新たな売上を作るきっかけになったりすることもあります。

大人の趣味やライフスタイル、上質な時間の過ごし方や考え方に光をあてる「フジヤマクロスロード」。今回は、趣味から広がるビジネスと人脈について、「オフ」と「オン」がつながりそうな3つのシーンをご紹介します。

シーン1:ボートショー

経営者、医師、弁護士などの中には、ヨットやクルーザーが趣味という方が一定数います。そうした方が一堂に会するのがボートの展示会、ボートショーです。ボートショーは大都市のヨットハーバーを中心に全国各地で開催されており、最新のモデルがフローティングもしくは陸上でディスプレイされるとあって、多くのファンが駆け付けます。

展示会では試乗だけでなく、ショートクルーズや体験セーリングなど、マリンレジャーに関するイベントが行われることもあります。そういったケースでは購入希望者の方が少人数で話す機会もあり、それがきっかけでビジネスの話題に発展することもあるようです。展示会終了後は購入したボートの快適なプライベート空間へ招待し合い、お酒を飲むなどしてさらに関係を深めることもできるでしょう。

毎年以下のようなボートショーが行われています

ジャパンインターナショナルボートショー
http://www.marine-jbia.or.jp/boatshow2015/

関西ボートショー
http://kansai-boatshow.jp/

四国フローティングボートショー
http://marine-jbia-shikoku.com/

シーン2:高級車のオーナーズクラブ

オーナーズクラブは特定モデルの所有者のみで構成される、自動車愛好家やバイク愛好家たちの組織です。クラブはメーカーや車種によって細分化されており、自分の趣向や経済力が近いオーナー仲間と出会うことができます。そのためか、フェラーリやベントレーなどのオーナーズクラブには経営者が多く、コミュニティを見回したらほとんど経営者だった、ということもあるそうです。

例えば、フェラーリのオーナーズクラブ(本社公認)ではミーティングや走行会、展示イベントなどが行われており、チャリティオークションではF1でドライバーが実際に使ったヘルメットが数百万円規模で落札されることもあるとか。ファミリー走行、パレードラン、さらにはクリスマス会など同じ趣味を持つ経営者と交流する機会が豊富にあるため、関係が親密になりやすいのかもしれません。

以下をはじめさまざまなオーナーズクラブがあります

フェラーリオーナーズクラブジャパン
E-MAIL: info@foc-japan.com
http://www.foc-japan.com/

日本ロールス・ロイス&ベントレーオーナーズクラブ
TEL: 03-5800-0646
http://rrbocj.jp/

ポルシェクラブ ジャパン
E-MAIL: pc@porscheclub.jp
http://www.porsche.com/

シーン3:ご自宅のホームシアター

映画や音楽が趣味という方の中には、ご自宅にホームシアター専用のお部屋を作ってしまったという方もいらっしゃいます。独自のネットワークオートメーションシステムを構築し、スピーカーからアンプ、プロジェクター、スクリーンまですべて高品質にこだわり、機能面もデザイン面もこだわったオーダーメイド家具を注文する――。お部屋を作り上げるには費用も手間も時間もかかりますが、「趣味を極める」とはまさにこういうことです。

ラグジュアリーな空間を一人だけで楽しむなら「趣味は趣味」かもしれませんが、ホームシアターを「お客様をもてなす場所」にすれば趣味の枠を超えて新たな関係につながります。ビジネス仲間を呼んで上映会をしたり、お得意先の社長を接待したりすることで、さらなる受注や売上につながるかもしれません。社長のイメージは会社のイメージとイコールなので、ホスピタリティを発揮することはブランディングにもつながるでしょう。

ご自宅をおもてなしの空間にすることができます

パナソニックリフォーム
http://sumai.panasonic.jp/

ミサワホーム
http://www.misawa.co.jp/

一人で楽しめる趣味も、一人で完結させない

誰かに合わせることなく、気が合う仲間とコミュニティをつくれるのが趣味の素敵なところです。「今度は~しましょう」「次回は~に行きましょう」などと誘いやすく、同じ体験を共有したり、同じ目標に取り組んだりすることで関係は自然と続いていくようになります。趣味の中には一人で楽しめるものもたくさんありますが、ビジネスにつながることを期待するなら、一人で完結しないように楽しむことが重要です。