和文化系の習い事を通してビジネス力を磨く|フジヤマクロスロード

自己投資の考え方と選択肢2016 / 01 / 14

和文化系の習い事を通してビジネス力を磨く

休日や退勤後の時間を使って、自分磨きをしたいと思っている経営者の方やビジネスマンの方も多くいらっしゃるでしょう。「ビジネスマンの習い事」というと、英会話をはじめとした語学スクールやマネー系講座などをイメージされる方が少なくないと思いますが、最近ではビジネスマンの間で和文化系の習い事が流行っているのをご存知でしょうか?

和文化系の習い事では単にその道を極めるだけでなく、ビジネスに役立つ能力や考え方を身に付けることもできます。今回の「フジヤマクロスロード」では、茶道、華道、武道、書道という今ホットな4つの和文化系習い事から、ビジネス力・経営力を高めるポイントについてご紹介します。

ビジネスシーンで役立つ4つの習い事

茶道

茶道は、伝統的な様式にのっとって客人に抹茶をふるまう芸のことです。"茶聖"と称された千利休は「相客に心せよ(同席したお客様に対して思いやる心を持つように)」と言いましたが、相手に礼を尽くすことが目的なので、自然とおもてなしの極意が学べます。手先まで神経を使う茶道では、作法を通して美しい所作を身に付けられるというメリットもあります。楽天野球団の島田亨オーナーも、茶道の稽古をビジネスに活かしている経営者の一人です。

重窓

住所: 〒106-0043 東京都港区麻布永坂町1-54-603

URL: http://cho-so.jp/

華道

花・草・木といった植物を中心に、その他のさまざまな材料を組み合わせて作品を構成し、鑑賞する芸が華道です。「女性が習う者」というイメージがあるかもしれませんが、習いたいという男性経営者の方も増えています。華道を学ぶことで色彩感覚や空間の中でのバランス感覚を身に付けることができ、オフィスデザインの決定や自社の顔となるパンフレット・Webサイトの制作などにおいても養ったアートセンスが役立ちます。

東京都銀座TABEEC

住所: 〒104-0061 東京都中央区銀座5−6−8銀座島田ビル5階

URL: http://tabeec.com/lesson01.html

武道

「心技体を養う」と言われる剣道、柔道、空手、合気道などの武道では、呼吸や目線、体重移動などから相手の所作を読む技術が身に付きます。相手の所作を読めるようになると、商談の機会で相手の考えを察したり、行動する前に先を読むことができるようになったりします。パナソニック社の長榮周作・代表取締役会長は、「攻防一体(守るのではなく防いで攻める準備をすること)」の考えを剣道から学び、経営に活かしているそうです。

代官山カラテスクール(空手)

住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-4-7エルム青山B1F

TEL: 03-3489-7553

URL: http://www.d-karate.com/03_system/post_48.html

書道

携帯電話の普及率が95%を超え、パソコンの普及率が75%を超える現代だからこそ「手書き」のインパクトは大きく、美しい字は大きな武器になると言えます。長年書いてきた字を矯正するのは難しいものですが、年賀状やお礼状などを手書きにすることで相手の目に留まる可能性は高くなるはずです。書道を習うと姿勢が良くなりますし、文字だけでなく、立ち居振る舞いからも魅力がにじみ出てくるでしょう。

凪家

住所: 〒153-0051 東京都目黒区上目黒3丁目

TEL: 03-6452-3578

URL: http://nagiya.jp/shodocourse.html

 

 

「道」を極めて説得力を見に付ける

武道、茶道、華道、書道にはいずれも「自分と向き合う習い事」という印象がありますが、これらを学ぶことは上質なコミュニケーションへとつながります。一つひとつの言動に多くの責任がついて回る経営者や弁護士、医師といった方たちにとって、説得力のある所作や立ち居振る舞いを見に付けられる和文化系の習い事は、自己投資の対象として打ってつけではないでしょうか。

習い事を続けていく中で武道、茶道、華道、書道の本質を見つけたとき、皆様のビジネスマンとしての素養も会社の価値もきっとワンランクアップしているはずです。