愛犬仕様の別荘、これぞカントリーライフの究極|フジヤマクロスロード

40代・50代のためのセカンドライフ2015 / 08 / 27

愛犬仕様の別荘、これぞカントリーライフの究極

週末に、長期休暇に、愛犬と楽しむ悠々自適なカントリーライフ」のコラムでは、大自然の中でワンちゃんを好きなだけ遊ばせてあげたい(一緒に遊びたい)とお考えの方に、富士山周辺で楽しめるドッグリゾートやペットレジャー施設をご紹介しました。しかし中には、ゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィーク、年末年始といった長期休暇だけではもの足りないという方もいらっしゃるでしょう。

愛犬仕様の別荘で悠々自適な暮らしを満喫する――これぞ、カントリーライフの究極のカタチです。今回の「フジヤマクロスロード」では、これからペットのため、そして自分たちのために別荘という"お城"を作りたいとお考えの40代や50代の方へ、「入門編」として別荘作りのヒントになるデザインや設備についてご紹介したいと思います。

まずはワンちゃんが好む環境作りを考えましょう

山中湖畔には富士山を仰ぐようにさまざまな別荘が存在しており、その中には愛犬のために新築・リフォームされた住まいもあります。ワンちゃんが安心して過ごせるお部屋に、ワンちゃんが楽しく遊べるお庭。そんな特別な空間が、ペットだけでなく飼い主様の心まで満たしてくれるはずです。

愛犬のための工夫1:壁やドアの少ない間取り

壁やドアを少なくして開放的な作りにすれば、障害物にぶつかる危険が減り、屋内でも遠慮なく走り回れるでしょう。いつでも愛犬を見たいなら、主役のスペースは別荘の中央にレイアウトしてください。

愛犬のための工夫2:芝生

芝生はクッション性が高く、愛犬の足に負担をかけません。天然芝でも人工芝でも結構ですので、たくさん走る場所は芝生にすることをおすすめします。芝生のプライベートドッグランを作ってあげれば、喜んでくれること間違いなしです。

愛犬のための工夫3:すべりにくい床材

硬くて滑りやすいフローリングは愛犬の体に負担をかけ、椎間板ヘルニアや膝蓋骨内方脱臼、股関節の成形不全などを招く恐れがあります。衝撃吸収性に優れたコルク材や滑り止め処理を施したフローリング材を採用すれば安心です。

愛犬のための工夫4:スロープ

犬は階段の昇り降りで腰を痛めやすく、ダックスフントなどはヘルニアになってしまう可能性があります。ちょっとした段差でも小型犬や老犬には大きなストレスになるので、玄関前にスロープがあると良いですね。

愛犬のための工夫5:ウッドデッキ

滑りにくい木材を使ったウッドデッキには、足が土で汚れないというメリットもあります。ただし、夏場は日差しでウッドの表面温度が高くなるため、ワンちゃんの火傷を防ぐためにパーゴラや植栽で日陰を作ってあげましょう。

愛犬のための工夫6:ペットシャワー

散歩などから帰ってきた際に使用する、屋外の足洗い場です。三方をレンガなどの壁で囲んだタイプや外壁に設置するタイプなど、デザインはさまざま。暑い夏には、そのまま水浴びでクールダウンさせてあげられます。

愛犬のための工夫7:ペットフェンス

リードなしで愛犬を遊ばせたいなら、高いフェンスが必要です。1.5m程度の高さがあれば、小型・中型のワンちゃんが上層階から転落する事故も防げます。目隠しタイプのフェンスにすれば、ペットが警戒する回数(=ストレス)を減らすことにもつながるでしょう。

帰りたくなくなる別荘を

ともに暮らすペットは、「家族」とも言えるかけがえのない存在です。育児がひと段落したり、子供が親元を離れたりした40代、50代、60代のご夫婦の中には、ペットを"我が子"のように扱っている方もいらっしゃると思います。そんなペット仕様の別荘作りにおいて特に注意していただきたいのが、「ストレス」です。

ペットには人間と同じように一頭ずつ個性があり、ストレスを感じるポイントもそれぞれ違ってきます。そうした感覚を最も理解しているのは、ほかならぬ飼い主の皆様ですよね。"我が子"の安全対策やストレス対策までしっかり考えてあげて、ワンちゃんにとっても飼い主様にとっても「帰りたくない別荘」を実現しましょう。