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40代・50代のためのセカンドライフ2016 / 03 / 03
2つのポイントで見る、山中湖畔別荘地の特徴
伊豆、軽井沢、八ケ岳、那須高原、湘南、富士五湖――。関東近郊には、趣が異なる人気の別荘地が点在しています。マイホームの場合はさまざまな事情から「お気に入りの場所に建てる」というのが難しいケースも多々ありますが、豊かな住環境を実現するため、あるいは趣味をより楽しむための別荘を考えるなら、最も気に入ったエリアを選びたいものです。
フジヤマクロスロードでは、「富士山(富士山麓)×趣味」というテーマでこれまでに何度か山中湖畔別荘地についてご紹介してきました。今回は「アクセス」「気候」という2つのポイントから、関東近郊の人気別荘地と比較した山中湖畔別荘地の特徴や魅力について見ていきたいと思います。これからセカンドハウスや別荘での生活を考えられている40代・50代のご夫婦は、参考にしてみてください。
アクセス面のポイント
別荘地 | 伊豆 | 軽井沢 | 八ケ岳 | 那須高原 | 湘南 | 山中湖 |
---|---|---|---|---|---|---|
距離 | 108km | 130km | 124km | 159km | 49km | 88km |
※東京駅からの推定直線距離で、八ケ岳は清里高原、湘南は葉山で計測
山中湖畔別荘地は、「富士山に一番近い湖」として知られる山中湖の南西部一帯に広がる別荘地です。移動距離を負担に感じる目安は「100km」と言われていますが、上記の人気別荘地で100km圏内にあるのは湘南と山中湖の2つ。自動車を使えば都心から約90分で行けるというアクセスの良さが山中湖畔別荘地の魅力で、中央自動車道(東富士五湖道路)・東名高速道路という大動脈をどちらも利用できるというのもメリットです。どちらかに工事による規制や事故があったとしても、事前に把握していれば渋滞を避けやすくなります。
上記の別荘地のうち軽井沢と那須高原は電車(新幹線)で通いやすいという特徴がありますが、マイカーで好きな時間にゆっくり行きたいという場合はややアクセスに不便さを感じるでしょう。伊豆・軽井沢・八ケ岳だと、いずれもマイカー移動でおおむね3時間前後かかってしまうので、「金曜の夜に出発して土日は丸ごとゆっくりする」というプランが難しくなります。
気候面のポイント
別荘地 | 伊豆 | 軽井沢 | 八ケ岳 | 那須高原 | 湘南 | 山中湖 |
---|---|---|---|---|---|---|
夏の 平均気温 |
25.5℃ | 20.5℃ | 19.2℃ | 21.0℃ | 23.7℃ | 20.5℃ |
冬の 平均気温 |
6.6℃ | -3.5℃ | -5.3℃ | -1.8℃ | 6.8℃ | -2.6℃ |
※それぞれ月間平均気温の最高月・最低月を抽出
※伊豆は稲取、八ケ岳は野辺山、湘南は葉山で計測
避暑地として選ばれてきた関東近郊の別荘地は、年間を通して夏日にならないところがほとんど。夜になれば夏でも肌寒さを感じるほどです。しかし近年では、地球温暖化の影響によって軽井沢や那須高原では最高気温が30℃を超えることも珍しくなくなっており、避暑地としてのメリットが薄まりつつあると言えるでしょう。伊豆の海沿いや湘南に避暑地としての趣はさほどなく、こちらはマリンスポーツを好む方を中心に人気があります。
標高1,000m前後に位置する山中湖畔別荘地は都心部に比べて平均気温が7℃以上も低く、真夏でも熱帯夜になることはないので快適に過ごせます。冬場は他の高原型別荘地と同様、最低気温が氷点下になることもまとまった雪が降ることもありますが、軽井沢や八ケ岳山麓のように気温が-15℃を下回るようなことはほとんどありません。夏は涼しく快適で、冬も軽井沢や八ケ岳ほど寒くない――というバランスの良さが、人気の理由の一つになっています。
都心から通いやすい非日常の世界
人気の別荘地には豊かな自然と美しい景観がつきものですが、その中でも眼前に雄大な富士の姿が迫る山中湖畔別荘地の眺望は別格です。別荘地内およびその近郊には植生豊かな森林や渓流などが存在しており、ハイキングやバードウォッチング、アニマルトラッキングのために訪れる観光客の方も少なくありません。
少し足を延ばせば富士急ハイランドをはじめとするレジャー・アミューズメント施設やゴルフ場もたくさんあり、冬にはこの地域の「風物詩」とも言えるワカサギ釣りを楽しむことが可能。都心からほど近く、すごしやすい環境で、存分に非日常感を満喫できるのが山中湖畔別荘地の一番の魅力と言えるのではないでしょうか。