第二の人生設計で考える「別荘ライフ」の価値|フジヤマクロスロード

40代・50代のためのセカンドライフ2016 / 09 / 15

第二の人生設計で考える「別荘ライフ」の価値

当コラムでは以前、リタイア後の第二の人生を充実したものにするための「セカンドライフプランニング」についてお話をしました。「50代のうちからリタイア後の過ごし方を計画しておくことで、より豊かで実りある第二の人生(セカンドライフ)を謳歌できる」という内容でしたが、今回はその続編として、第二の人生設計における「別荘ライフ」の価値について考えてみたいと思います。

「別荘ライフ」が有力な選択肢となる理由

経済的にゆとりがあるアクティブシニア層が「別荘で過ごす第二の人生」を選ぶのは、なぜなのでしょうか?その理由は、第二の人生を計画するにあたって考慮すべき、いくつかのポイントと深い関わりがあるように思われます。

ポイント1:健康寿命が長くなっている

リタイア後の人生を考えるとき、頭によぎるのが「いつまで元気でいられるのか」という問題です。健康面の問題がない状態で制限なく日常生活を送れる期間を「健康寿命」と言いますが、平成22年のデータを基にした厚生労働省の資料「平均寿命と健康寿命をみる」によれば、男性の健康寿命は70.42歳、女性の健康寿命は73.62歳で、約10年前(平成13年)に比べて男性は1.02年、女性は0.97年の伸びを見せているそうです。

リタイア後に元気でいられる時間が長くなれば、時間・手間・お金を投資する価値も増してきます。膨大な自由時間を有意義に楽しむ手段として、別荘(セカンドハウス)という大きな買い物を選択する方が増えるのも、納得できる話と言えそうです。

ポイント2:配偶者と過ごす時間は予想以上に長い

第二の人生では多くの場合、「配偶者と過ごす時間」が増加します。それは「リタイア後の青春」を謳歌するうえでの重要なファクターですが、一方で「理想と現実のギャップ」が生まれやすい部分でもあります。

ある第二の人生に関する調査(株式会社ゆこゆこ調べ/2015年)によれば、第二の人生で過ごす時間を増やしたい相手として「配偶者」を挙げた方は68.3%いましたが、実際に「配偶者との時間が増えた」と答えた方は79.2%に上りました。これは、多くの方が予想している以上に配偶者との時間が多いという現実を示しています。

ありがちなのは、お互いずっと家にいながら別々のことをしているために、夫婦関係がぎくしゃくしてしまうケース。これを避けるには、夫婦で同じ趣味や生きがいを持ったり、旅行などのアクティビティに興じたり――といった「共有感」「非日常感」を生活の中に取り入れていくことが有効です。非日常感を味わいながら夫婦共通の楽しみを持てる別荘は、有力な選択肢となり得ます。

ポイント3:準備をした人ほど第二の人生の満足度が高い

これから迎える第二の人生をどのように過ごすかを考える「セカンドライフプランニング」は、程度の差こそあれ、35.3%ほどの方が実践しているようです(株式会社ゆこゆこ調べ/2015年)。そしてこれは特に男性において顕著ですが、事前に準備をしていた人ほど、いざ第二の人生を迎えた際に満足度の高い生活を送りやすい傾向にあります。

準備の内容は「家庭菜園や写真などの新しい趣味を持つ」「資格取得などの新しい目標をつくる」「ゆるやかに暮らせる土地へと引っ越す」などさまざまで、その中には「別荘を持つ」という選択肢も含まれてきます。

別荘ライフのメリットを考える

では、別荘を持つと実際にどのようなメリットがあるのでしょうか?

メリット1:夫婦共通の趣味・生きがいにつながる

上でもお話ししましたが、別荘は自宅と違う場所であるという「非日常感」があり、利用することは生活にメリハリをもたらします。別荘を拠点にした温泉巡りや登山、乗馬、ゴルフなどのレジャーを夫婦共通の趣味にできれば、第二の人生はより豊かになるでしょう。それらを体験するのはもちろん、「次は何をしよう」といった相談や計画を通してコミュニケーションを深めていくのも大きな楽しみです。

メリット2:気兼ねなく羽を伸ばせる開放感がある

長い年月を過ごしたご自宅のある地域では、第二の人生を送るにあたっても「気遣い」を余儀なくされるシーンがあるかもしれません。別荘地ならそういった気遣いとは無縁で、思う存分趣味に興じたり、気ままに過ごしたりできます。都会のような喧騒がない自然豊かな場所で、静かに感じられる開放感は格別。「都心の自宅だとお盆や年末年始などに親族で集まりにくい」という場合も、別荘なら孫や子供をのびのびと遊ばせることができます。

メリット3:新しいコミュニティを築くこともできる

別荘では誰に気兼ねをすることもなく過ごせますが、人付き合いが好きな方であれば、別荘オーナーが集まるサロンのような場所を利用するのも良いでしょう。別荘地の中には、別荘オーナー限定で利用できる喫茶スペースを設けたり、釣りやゴルフ、ハイキングなどのイベントを開催したりしているところもあります。趣味や話が合うオーナー仲間とともに、レジャーを楽しむことも可能です。

趣味やこだわりを大切にしたセカンドライフプランニングを

第二の人生を楽しむ一番のポイントは、夢や生きがい、趣味、こだわりといったものを大切にしながら、前向きにライフスタイルを計画していくことです。40代・50代の今からできるだけ具体的にイメージし、ご夫婦やご家族で準備をしていくことで、リタイア後のセカンドライフはより豊かで充実したものになります。ぜひ一度時間を取って、ご自身で、あるいはご夫婦で、より良い将来について検討してみてはいかがでしょうか。

富士山の麓にある風光明美な山中湖畔別荘地には、「趣味に囲まれた暮らし」を実現されているオーナー様が多くいらっしゃいます。そうしたオーナー様がどのような夢や理想を抱き、どのようなプロセスで現在の別荘ライフを手に入れたのかは、別荘オーナーインタビューのページでお読みいただけます。