【ゴルフ】きっと通いたくなる、富士山周辺のおすすめゴルフ場ガイド～その4～｜フジヤマクロスロード

寒さが一段落した富士山の周辺では、3月中旬から4月にかけてクローズしていたゴルフ場が続々とオープンしました。3月中は山梨県側でも静岡県側でも降雪があり、冬らしさを感じる日も少なくありませんでしたが、今では新緑がたくましく芽吹き、野鳥が楽しげにさえずるうららかな陽気の中でラウンドを楽しむことができます。

富士山の裾野には、人気のゴルフコースがいくつも点在しています。フジヤマクロスロードではこれまで、山中湖畔からほど近い富士ゴルフコース、富士山北側の高原にある河口湖カントリークラブ、そして富嶽三十六景をモチーフにしたコース設計の富士クラシックをご紹介してきました。第4弾となる今回、光を当てるのは「富士カントリークラブ」です。

富士カントリークラブとは？

静岡県御殿場市東山にある富士カントリークラブは、「会員の社交場であること」をポリシーとして運営されてきたゴルフコースです。開場は昭和33年で、歴史の長さは静岡県内で４番目。旧帝国ホテルの設計を行ったことで知られるチェコ人のアントニン ・レーモンドが手がけたクラブハウスは、富士山の景観を損なわないよう木造平屋風の作りになっており、大人の趣味が詰まったような佇まいは外国人にも人気があります。

富士カントリークラブは東名自動車道の御殿場ICから約2kmのところにあり、車で約5分というアクセスの良さも手伝って、首都圏からも多くの方が訪れます。標高は500m前後で、富士山麓にあるゴルフコースと比べると、吹き下ろしの風や夏の暑さの影響を受けにくい理想的な環境と言えるでしょう。

コース概要

富士カントリークラブの魅力

全ホールから富士山が一望できる

このエリアのゴルフ場では欠かすことができないのが、富士の借景。ここ富士カントリークラブでは、18ホールすべてから富士山を望むことができます。「あるがままを潔し」とする基本精神に則って設計されたコースには自然の景観が存分に活かされており、春は桜が、夏はツツジが、秋は紅葉が、フォトジェニックな名峰に彩りを添えてくれます。

地形を活かした高低差のあるコース

自然が活かされているのは景観だけではありません。地形を活かしたラフな起伏もこのゴルフ場の特徴です。ホール1ではフルバックからグリーンまでの高低差が45mあり、ホール12では39m、ホール13は57mという立体感のあるコース設計が戦略脳を刺激してくれます。グリーン内での高低差が1.8mある17番をはじめ、戦略的に回りたいシングルプレーヤーも飽きさせないホールが揃っています。

バンカーショットの質を支える工夫

57ヶ所に設置されているすべてのバンカーには砂の下にサンドダムというマットが引いてあり、雨などによって斜面の砂が浸食されないよう工夫されています。サンドダムによって水たまりができにくくなり、砂が安定してショットが打ちやすくなります。すべての会員がゴルフをフェアに楽しめるように――という、クラブ側の配慮が感じられるポイントです。

「社交場」ならではの気品とこだわり

会員のクラブライフの充実を目指す富士カントリークラブには、さまざまなメンバー優遇制度やプライベートコンペがあります。そして、ジーンズやトレーナー類、短すぎるハーフパンツ、サンダル、下駄などでは入場できないなど、ドレスコードも設けられています。これらは、「会員の社交場」を目指して長く運営されてきたゴルフ場ならではの気品とこだわりと言えるでしょう。

ジュニアからシニアまで、ビギナーからシングルまで、さまざまなゴルファーがおのおのの楽しみ方でラウンドできる多様性、そしてスタッフのホスピタリティも申し分ない富士カントリークラブは、経営者仲間やビジネスパートナーとの利用にも打ってつけです。首都圏在住の方だけでなく、富士山麓の別荘やセカンドハウスを拠点とする方たちも通いたくなる――そんな魅力が、このゴルフ場にはあります。