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【ゴルフ】きっと通いたくなる、富士山周辺のおすすめゴルフ場ガイド~その3~
日本政府観光局の調べによれば、2014 年に訪日した外国人観光客は過去最高の 1341 万人だったそうです。その理由の一つに富士山のユネスコ世界文化遺産登録(2013年6月)があることは間違いないでしょう。山梨県内の外国人宿泊者数が前年同時期比で73.5%増となったことが、それを裏付けていると言えます(観光庁宿泊旅行統計調査/2014 年10 月~12 月)。
富士山の世界文化遺産登録以降、富士山を見ながらプレーしたいという外国人ゴルファーが少しずつ増えているそうです。富士山は日本人にとってだけでなく、外国の方にとっても「特別な存在」なのかもしれません。当コラムではこれまで富士ゴルフコースと河口湖カントリークラブという2つのゴルフ場をご紹介してきましたが、第3弾となる今回は「富士クラシック」について取り上げたいと思います。
富士クラシックとは?
富士クラシックは、富士山の裾野に広がるリンクス風のゴルフコースです。中央自動車道の河口湖ICより約30分というところにあり、都心からも通いやすいゴルフコースと言えるでしょう。コースに吹き下ろす高原特有の風が名物で、アゲンストの中でドライバーやアプローチショットを打たなければならないシーンも多くあります。
コースを設計したのは、都市設計を生業とするデズモンド・ミュアヘッド。「コースは美しく、そして戦略的でなければならない」という彼のコンセプトを具現化した各ホールは変化に富んでおり、シングルプレーヤーでも十分に楽しめるコースが揃っています。
コース概要
所在地 | 〒401-0338 山梨県南都留郡富士河口湖町富士ヶ嶺2-2 |
|
---|---|---|
開場日 | 1995年10月1日 | |
面積 | 108万m² | |
設計者 | デズモンド・ミュアヘッド | |
コースタイプ | 高原 | |
ラウンドスタイル | キャディ付きorセルフの選択制 | |
グリーン | グリーン:ベントA2 | |
フェアウェイ:ライグラス | ||
ラフ:ライグラス | ||
コース | IN | 9ホール / パー36 / 3214ヤード |
OUT | 9ホール / パー36 / 3065ヤード | |
練習場 | あり(12打席) | |
宿泊施設 | なし | |
休場日 | 冬期クローズ期間(1月中旬~3月中旬)を除き無休 | |
公式サイト | http://fuji.classic.ne.jp/index.html |
富士クラシックの魅力
「富嶽三十六景」をモチーフにした設計
ご存知の方も多いと思いますが、富士クラシックと言えば葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」です。「駿州江尻」の稲穂の波をフェアウェイのうねりで表したホール3、「本所立川」の材木に見立ててティーグラウンド周囲に木々を配したホール10、有名な「神奈川沖浪裏」を再現したホール17など、代表的な作品をモチーフにして各ホールが設計されています。それぞれの絵をイメージしながらラウンドするとより楽しめるでしょう。
富士山との距離の近さ
富士クラシックが人気な理由の一つは、富士山との距離が非常に近いこと。富士を臨めるコースはいくつもありますが、ここまでダイナミックに富士山を感じられるゴルフ場はそうありません。全ホールから富士山を見ることができ、圧倒的な迫力を感じながらのショットはラウンド中のテンションをさらに高めてくれるはずです。
見えない罠による難易度の高さ
富士クラシックは標高1200mという位置にあるため、気圧の関係で普段よりもボールが飛ぶのが特徴です。飛距離が出るのはドライバーではいいですが、感覚がいつもと違うと正確なアプローチができなくなります。一見簡単そうなホールでも絶妙な位置に木やバンカーが配置されており、コース設計の妙が「隠れた難コース」を作り上げています。
「戦略性が重要」とはこういうこと
「富士クラシックはボールが飛ぶ」というお話をしましたが、実は夏と冬でもボールの飛び方は変わってきます。実感としてお持ちの方もいらっしゃると思いますが、冬は寒さでボールの反発性が低下したり体が強張ったりすることから、夏よりもアイアンの飛距離が10ヤード以上落ちるそうです。こうした事実を頭においてクラブを選ぶことが、正確なアプローチにつながると言えるでしょう。山中湖や河口湖の周辺は秋になると急に冷え込みますので、しっかりと防寒対策を取ってベストスコアを狙いましょう。