仕事も休暇もウェルネスに。夏バテに効く行動習慣と食べ物
山中湖・富士山で趣味を極める2018 / 04 / 05
【キャンプ】リゾートを拠点にアウトドアを満喫できるプレミアムなキャンピングカー
キャンピングカー。それはアウトドアライフに深みを持たせ、新たな選択肢を与えてくれる「大人の乗り物」と言える存在です。テントやバンガローでのキャンプ、あるいは大自然の中でラグジュアリーな時間を過ごすグランピングともまた違った趣と刺激を与えてくれます。
日本RV協会が2016年に発表した「キャンピングカー白書2016」からは、近年のキャンピングカー総保有台数が増加傾向にあること、40~60代がキャンピングカーユーザー全体の89.3%を占めていることなどが見て取れます。この点から、セカンドライフの楽しみや充実を見据えてキャンピングカーを求める人が増えていると考えられるでしょう。
"大人の男"を魅了するキャンピングカーとは
キャンピングカーとは、一般的にトイレ・ベッド・キッチンといった生活や寝泊まりができるような設備を有した車を指します。法律上は「特種用途自動車」に分類され、一定の構造要件を満たすことで「8ナンバー」登録をすることが可能です。
しかし、近年ではキャンピング仕様の軽自動車をはじめ8ナンバー以外の車両も増えており、これらはメジャーなキャンピングカーメーカーからも販売されています。法改正によって2017年7月26日以降に製造された「8ナンバー以外の新車」ではソファーのような横向きのシートが禁止となりました。ニーズの変化にともなって、こうした法改正などの動きがあることも頭の中に入れておきましょう。
ちなみに「キャンピングカー」は日本での呼称(和製英語)であり、欧米諸国では「Recreational Vehicle(RV)」や「RV Motor home」と呼ばれます。ヨーロッパにおいては、「Motor Caravan」という呼称も一般的なようです。
キャンピングカーの種類
「キャンピング仕様の軽自動車」の話をしましたが、キャンピングカーにもさまざまな種類があります。どのような種類があるのか見ていきましょう。
フルコンバージョン(フルコン)
専用のベアシャーシ(エンジンや駆動系のシステムといった車の足回り機構)に運転席や居住スペースなど、すべてを架装した本格的なキャンピングカーです。北米では「クラスA」と呼ばれ、メジャーなキャンピングカーのスタイルとされています。
バンコンバージョン(バンコン)
バン・ミニバン・ワゴンなどをベースにして、架装メーカーが居住スペースなどの内装を組みつけたものです。トヨタのハイエースやライトエース、日産のキャラバンなどが主に使用されます。北米では「クラスB」と呼ばれています。
キャブコンバージョン(キャブコン)
トラックのキャブとシャーシを使用し、シャーシ部分に居住スペースを架装したタイプを指します。トヨタのカムロードや、いすゞのエルフなどが主に使用されます。北米では「クラスC」と呼ばれています。
トラックキャンパー(トラキャン)
ピックアップトラックの荷台部分に、着脱可能な箱形の居住スペースを搭載したキャンピングカーです。「ピックアップシェル」や「ピックアップキャビン」と呼ばれることもあります。
キャンピングトレーラー
居住スペースを乗用車やRV車で牽引するタイプで、自走式ではないキャンピングカーです。必要に応じて牽引車と居住スペースを切り離すことができ、使い分けが可能となっています。
キャンピングカー旅の魅力とメリット
キャンピングカーで旅をするメリットは、なんといっても「旅の自由度が高まる」ことでしょう。居住スペースを備えたキャンピングカーであれば、宿の予約や時間に縛られることなくいつでも旅に出掛けられます。早朝の景色を撮影したくなったら、「夜に出発して目的地で休み、早朝から活動を開始する」ということも可能。予定変更も自由自在で、気の向くままに旅を楽しみたい方に打ってつけです。
さらに、キャンピングカーの中で自炊ができることも大きなポイント。旅先でご当地食材を購入してその場で調理したり、釣った魚をその場で捌いたりすることもできます。もちろん、手間をかけたくないなら買ったお弁当を温めるだけでもOKです。このように、食事の自由度が広がるのもキャンピングカーならではと言えます。渋滞や観光地などで困るトイレに関しても、キャンピングカーなら心配ありません。
初夏に行きたい、富士山が見えるキャンプ場3選
浩庵キャンプ場
所在地: 〒409-3104 山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉2926
Tel: 0556-38-0117
「富士山が見えるキャンプ場」として有名な浩庵キャンプ場。富士山周辺で人気を誇るキャンプ場の一つです。ここから見られる本栖湖と富士山の景色は、千円札の絵柄にも採用されています。暖かい季節には目の前の本栖湖でカヌーやSUPなどのアクティビティーが楽しめます。
ふもとっぱらキャンプ場
所在地: 〒418-0109 静岡県富士宮市麓156
TEL: 0554-52-2112
こちらも富士山が見えることで有名な、ふもとっぱらキャンプ場。開放的なキャンプサイトでは、さまざまなイベントやフェスなども行われます。広大な草原から眺める富士山はまさに絶景で、キャンパーの聖地と呼ぶ人もいるほど。特に早朝、朝日に照らされる富士山は必見です。
朝霧高原オートキャンプ場
所在地: 〒418-0108 静岡県富士宮市猪之頭2071
TEL: 0544-52-0096
富士山西麓にある朝霧高原のほぼ中心に位置する朝霧高原オートキャンプ場は、田貫湖や白糸の滝といった人気スポットからも近いキャンプ場です。動物と触れ合える「まかいの牧場」やアスレチックなどもあり、お子様連れの家族でも楽しめます。ペットOKなのも嬉しいポイントでしょう。
世界で注目される!「超高級キャンピングカー」
アウトドア好きの方にとって、「夢の乗り物」とも言えるキャンピングカー。趣味をとことん追求したい方は、以下の「超高級キャンピングカー」を検討してみてはいかがでしょうか?
HYMER「StarLine」
モーターホームの代名詞とも言われるドイツ・ハイマー社の「StarLine」。型番にもよりますが、StraLineシリーズはおおよそ2000万円以上の価格が付けられており、日本で最も売れているキャンピングカーが500万円台ということを考えれば、その高級感は圧倒的です。現在は新たなモデルが開発中で、2020年には日本にも正規輸入される予定です。
Tiffin Motorhomes「Allegro Bus 45 OPP」
アメリカのティフィンモーターホーム社が製造する「Allegro Bus 45 OPP」は、キャンピングカーをグレードアップしたホテルのような広さと内装が特徴。ちょっとしたマンションのような趣があり、価格は日本円で5000万円ほどです。
Marchi Mobile「eleMMent palazzo」
オーストラリア・マルキモービル社のキャンピングカー「eleMMent palazzo」は「世界一高価」と言われ、その額は3億円を超えるとされます。ラグジュアリーをとことん追求した居住スペースは、まるで高級ホテルの一室のよう。さらに屋上ラウンジまで完備されており、まさに「走る高級客室」です。
「超高級」でなくても素敵なアウトドアライフを
超高級なキャンピングカーが買えなくても、大切な人と優雅に大自然を満喫することは可能です。富士山麓・山中湖の湖畔にあるキャンプリゾート「PICA山中湖ヴィレッジ」では、オーベルジュで山梨ブランドの肉や野菜に舌鼓を打ちながら贅沢な時間を過ごせます。都心の喧噪や蒸し暑さを忘れられる富士山麓で、ぜひ素敵なアウトドアライフを――。