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【歴史】山梨県で「天然記念物」と「重要文化財」を巡る

豊かな自然が残る山梨県には、国や県などが指定する天然記念物が数多く存在します。また、歴史や芸術において高い価値を持つ重要文化財も少なくありません。どれも雄大な自然の魅力、歴史のドラマなどを感じさせる、一見の価値があるものと言えるでしょう。今回のフジヤマクロスロードでは、富士山麓で見ることができる代表的な「天然記念物」と「重要文化財」をご紹介します。

よく分からない?天然記念物と重要文化財の違い

「天然記念物」は動物や植物、地質鉱物および天然保護区域などの自然物に関する記念物で、法的には文化財保護法や各地方自治体の文化財保護条例に基づいています。国の天然記念物のうち、「世界的にまたは国家的に価値が特に高いもの」として特別に指定されたものは「特別天然記念物」とされ、2017年4月現在で75件あります。

一方の「重要文化財」は、文化財保護法に基づいて指定された建造物や美術工芸品、歴史資料などが該当します。しばしば耳にする「国宝」はこの重要文化財の一種で、「世界文化の見地から価値の高いもので、たぐいない国民の宝たるもの」が文部科学大臣の判断によって国宝に指定されることになっています。

一度は見ておきたい山梨県の天然記念物

山梨県には現在、特別天然記念物が3件、国指定の天然記念物が約30件、県指定の天然記念物が約110件あります。

鳴沢熔岩樹型(特別天然記念物)

3件ある特別天然記念物のうちのひとつが「鳴沢熔岩樹型」です。溶岩樹型とは、溶岩が大木の周りを囲んでそのまま固まり、木が燃え尽きて大きな穴の形になったもののこと。国内に数カ所しかない、非常に珍しいものです。鳴沢熔岩樹型ができたのは平安時代で、貞観6年(864年)に起こった富士山の貞観噴火の際に12個の溶岩樹形が残りました。ちなみに残り2つの特別天然記念物は、動物の「ライチョウ(写真)」と「カモシカ」です。

富士山原始林及び青木ヶ原樹海(国指定天然記念物)

青木ヶ原樹海や弓射塚原始林、奥庭原始林などを含む「富士山原始林」は国指定の天然記念物です。富士山麓は植林地が多いので、自然林は貴重です。富士山周辺に存在する貴重な植物種や自然林的な植生が維持されてきたことの価値が評価され、天然記念物に指定されました。

精進の大スギ(国指定天然記念物)

富士五湖のひとつ精進湖の北岸にある諏訪神社のスギは、全国的に見ても巨大な古木として有名です。樹齢は1200年あまりとも言われ、目どおりの周囲約10m、高さ約40m。「千年杉」の異名を持ち、ご神木として親しまれています。また、諏訪神社にはこのほかにもスギの大木が数本あり、その中の一本は「諏訪神社の大杉」として富士河口湖町(旧上九一色村)によって天然記念物に指定されています。

三恵の大ケヤキ(国指定天然記念物)

樹齢1000年と言われるこの大ケヤキは、指定当時の規模にして根元周囲が約17.28メートル、目通り幹囲約14.35メートルという日本最大級の規模でした。樹幹の基部は大きな空洞になっていて、一時は直径3.7メートルもあったとされています。今は自然災害や失火などによって南北に分かれた形になっていますが、かつての空洞の名残は残っており、異形な巨木として存在感を放っています。

一度は見ておきたい山梨県の重要文化財

山梨県にある重要文化財は110件ほど。そのうち国宝となっているのは5件です。

清白寺仏殿(国宝)

甲府盆地の東部、ぶどう畑に囲まれたのどかな場所にある清白寺は、鎌倉時代末期に夢窓疎石(むそうそせき)が開いたとされる臨済宗の仏教寺院です。その仏殿は小規模ながらも歴史的風情に溢れ、「関東における禅宗建築の傑作」と言われています。

大善寺本堂 附厨子一基(国宝)

平安時代前期から続くとされる大善寺の本堂は、鎌倉時代に建立されました。山梨県で最も古い建物であり、関東でも最古の木造建築物です。ヒノキの皮を重ね合わせた桧皮葺(ひわだぶき)寄棟造の大屋根をもつ、鎌倉時代の密教系本堂の代表的建物で、東日本でもっとも優れた和様建築と評されています。なお、「附厨子一基」は「つけたりずしいっき」と読みます。

武田八幡神社本殿 附棟札5枚 旧巻斗1個(重要文化財)

武田八幡宮は弘仁13年(822年)の創立と伝わる、歴史ある神社です。武田氏の初代当主である鎌倉時代初期の武将・武田信義は武田八幡宮を氏神と崇め、この地に居館を構えたとされます。その子孫である戦国武将・武田信玄によって1541年に再建された本殿が現在にも残り、当時の建築様式を伝える遺構として国の重要文化財に指定されています。

八ツ沢発電所施設(重要文化財)

八ツ沢発電所施設は、明治43年(1910年)に着工され、大正3年(1914年)に竣工した日本最初期の本格的水力発電所施設です。100年以上が経過した今も当初の状態をほぼ維持し、驚くべきことにいまだ稼働しています。全国最大規模の重要文化財です。

富士山麓で自然の魅力や歴史のロマンを楽しむ

天然記念物や重要文化財は、すべてが壮大で感動的なものばかりではなく、一見するとただの穴のようであったり、ただの古いお寺のようであったりもします。しかし、指定された背景や歴史などを学ぶと、見た目だけでは分からない面白さ、尊さのようなものが見つけられるはずです。大人の教養として、本物を知る楽しみとして、ご夫婦で天然記念物や重要文化財を巡る旅に興じてみてはいかがでしょうか。

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