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山中湖・富士山で趣味を極める
【空撮】爽やかな夏の富士山麓でドローンをやってみたい!
近年、急速に進化と普及が進んでいるドローン。今ではさまざまな機種が登場しており、値段・機能・用途なども多岐にわたります。皆さんの中にも、好奇心から「始めてみたい」と思っている方もいるのではないでしょうか。しかしその一方で、「機械に苦手意識がある」「知識がないので不安」「どんなドローンを使えばいいかよくわからない」という方もいることでしょう。
富士山を望む自然豊かな別荘地で大人の趣味や上質なライフスタイルについて考える当コラム。今回は、これからドローン空撮を始めたい(趣味にしたい)と思っている方に、ドローンの始め方やおすすめの機種をご紹介します。
知っているようで実は知らない?「ドローン」とは
ドローンの概要
ドローン(drone)は「無人航空機」を指す言葉です。一般的にドローンというと、4~8個ほどのプロペラがついたラジコンのようなものを想像する方が多いと思いますが、これはあくまでドローンの一種である「マルチコプター」と呼ばれるものです。ちなみに、ドローンという名前は「オスの蜂」から来ており、プロペラの風を切る音が蜂の飛ぶ音に似ていることが理由と言われています。
ドローンの歴史
ドローンの歴史は意外に古く、実に70年以上も前には開発がされていたと言われています。当初ドローンは軍事目的で開発が進められ、民間用として近年まで利用されることはありませんでした。2002年の時点では、全世界のドローン利用のうち約65%が日本国内、そのほとんどが農薬の散布を目的としたものだったそうです。しかし2010年にiPhoneで操作が可能な小型のドローンが販売されたことをきっかけに、民間用ドローンは爆発的な盛り上がりを見せ、現在に至っています。
知っておきたいドローンの種類
ドローンの種類は商業用や軍事用など多岐にわたりますが、趣味でドローンを始める場合には、主に以下のような種類の中から選ぶことになるでしょう。
ミニドローン
手のひらサイズの小さなドローンです。室内で飛ばすこともできるので、ドローンの操作の練習にもピッタリ。パワーがあまりないので、壁にぶつかっても壊れにくいのが特徴です。場所を取らないので、1台持っておくと便利かもしれません。
トイクワッド
「トイ」という名前にある通り、200g未満のおもちゃとして扱われるドローンです。ミニドローンと比べるとパワーがあるので、ちょっとくらいの風であれば屋外でも飛ばすことができます。
ホビードローン
本格的な空撮を始めるための第一歩に位置付けられるドローンです。趣味としてドローンを飛ばしながら空撮も楽しみたいという場合は、このタイプを選ぶと良いでしょう。最近ではトイクワッドとホビードローンの境目があいまいになりつつあります。
コンシューマー
このクラスのドローンになれば、満足のいく空撮映像を楽しむことができるでしょう。ドローンの操作にも慣れ、より良い空撮映像を録りたくなったら、コンシューマー機にチャレンジしてみましょう。風速5mほどであれば問題なく撮影できる機種もあります。
プロドローン
映画の撮影や測量などにも使用される、本格的なドローンです。ものによっては一眼レフにも負けない美しい映像を楽しむことができます。また、赤外線カメラで撮影したデータを分析してソーラーパネルの不具合をチェックする、といった用途に使われることもあります。
覚えておくべきドローンの主な3つの機能
その1:GPS機能
GPS機能によってドローンは飛行時に自機の位置を把握し、多少の風にあおられても自動で姿勢や位置を戻せます。また、離陸した場所まで自動で帰還させることや、マップをタッチすることでドローンを移動させることができます。
その2:カメラ機能
空撮をするのであれば、欠かせないのがカメラ。もとよりカメラが搭載されているタイプと、カメラを別で取り付けるタイプがありますが、特にこだわりがなければカメラが標準搭載されているものを選ぶと良いでしょう。
その3:FPV機能
「First Person View」の略で、いわば「一人称視点」のことです。ドローンに搭載されたカメラからリアルタイムで映像が送られるため、ドローンの視点を楽しむことができます。まるで空を飛んでいるかのような感覚を味わえるFPV機能は、ドローン操作の醍醐味です。
初めての1台、何がいい?
ドローン初心者の多くは、「独特な操作が難しい」「壊れてしまわないか心配」「風にあおられたら大変」という感想を抱くでしょう。外でちゃんとドローンを飛ばすには、それなりのテクニックを身に付けなければなりません。そこでまずは、「初めての1台」におすすめのドローンをご紹介します。
Predator HS170(Holy Stone Toys社)
Holy Stone Toys社から発売されている「Predator HS170」。手のひらサイズで非常にコンパクトなので、屋内で操作練習を行うことができます。作りも頑丈でプロペラガードが付いており、初心者でも安心して飛ばすことができるでしょう。ただし重量が42gと非常に軽いため、屋外では風に飛ばされてしまう可能性があります。「とりあえず屋内で練習したい」という方にはピッタリの1台です。
NAVIGATOR U31W(UdiR/C社)
UdiR/C社から発売されている「NAVIGATOR U31W」。片手から少しはみ出る、小さすぎず大きすぎないサイズ感(重さは85g)なので、屋内でも屋外でもドローンを楽しむことができるでしょう。120度の広角撮影が可能なハイビジョンカメラが標準搭載されているので、初心者向けながら満足度の高い動画撮影もしっかりと行うことができます。
Tello(Ryze Tech社)
Ryze Tech社から発売されている「Tello」は、NAVIGATOR U31Wと同じく手のひらよりちょっと大き目なサイズ。80gというボディも手ごろで扱いやすく、"攻めの飛行"をしたくなる機種です。こちらも屋内での飛行はもちろん、穏やかな日であれば外で飛ばすことも可能です。HDカメラや衝突回避センサーなどもついているため、初心者でも十分にドローンを楽しむことができるでしょう。
ドローン撮影の面白さは「操作」と「鳥瞰(ちょうかん)」にあり
自由に空を飛ばして遠隔で操作できるというのが、ドローンの面白さのひとつ。ラジコンのように空を飛ばせば、思わず童心に返ることでしょう。そして、普通では難しい場所から写真や動画が撮影できるというのもドローンならではの魅力。クレーンのような大がかりなマシンや装置を使わなくても、鳥になったような俯瞰の景色を撮影することができます。
山中湖畔に限らず、200g以下のドローンであればどこでも飛ばすことが可能です。しかし、200g以上の機体を飛ばす場合には申請が必要です。安全性を考慮しながら、ドローンで富士山麓の空撮にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?