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自己投資の考え方と選択肢
一流の経営者・ビジネスマンに見る、成功するために実践すべき4つのこと
一人で重要な選択や決定をしなければならない経営者は、組織の中心にいながらにしてとても孤独な存在です。そんな経営者の皆様なら、他の経営者がどんな哲学を持ち、日々何を考えて過ごしているのかは気になるところではないでしょうか?
一流経営者や一流ビジネスマンと呼ばれる人たちにはそれぞれ独自の信念があり、また成功の土台となった考え方や取り組みがあります。そしてそうした信念、考え方、取り組みは、経営者の血となり肉となって仕事を助けてくれることがあります。
大人の趣味やライフスタイル、上質な時間の過ごし方について考える当コラム「フジヤマクロスロード」の第5回は、一流と呼ばれる経営者やビジネスマンに見る「成功するために実践すべき4つのこと」をご紹介したいと思います。
朝早く起きる
平日の勤務時間が長ければ長いほど、「週末はゆっくり寝ていたい」と思うかもしれません。しかし、できる経営者ほど休日も早起きをしています。ナイキのマーク・パーカーCEOやスターバックスのハワード・ショルツCEOはいずれも朝4時半には起床しており、休日でもこのペースが乱れることはないそうです。
早起きをして太陽光を浴びると神経伝達物質であるセロトニンが分泌されやすくなり、脳が活性化します。判断力や作業効率が高まる早朝を活用するというのは、無駄な時間を作りたくない経営者にとって理にかなった行動と言えるでしょう。ポイントは、朝早く起きて「何をするか」。目的を作ることで早起きもしやすくなります。
行動に優先順位をつける
取り組むべきことが次から次へとあふれてくるのが経営者。「週7日ビジネスモードが当たり前」という方もいらっしゃるかもしれませんが、一流の経営者は"やるべきこと"にも明確に優先順位を付けています。
アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズは、「毎日を人生最後の日だと思って過ごす」ことを意識してきたと言います。がんの発症も、時間の有限性をさらに強く意識する出来事だったかもしれません。大量のタスクに正しい優先順位を付けるには、さらに膨大な情報を収集する努力、そして選択肢を削ぎ落す勇気が必要です。「できない」「やらない」を決めるのは経営者の仕事。考え方の無駄が省ければ、組織の無駄も省けるかもしれません。
読書にふける
一流の経営者やビジネスマンはよく本を読みます。しかし彼らは必要性にかられて読んでいるのではなく、「読みたいから読む」という感覚のようです。マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツは、知識を習得し、考える癖が身に付いた理由として、幼少期の読書習慣を挙げています。ビルの両親は息子が本好きになるようさまざまな書物を身近に置き、内容についてよく議論をしたそうです。
個人図書館を持つほど読書が好きなビル・ゲイツは年に2回、休暇を取って別荘にこもり、外部との接触をすべて断って読書や思慮にふける「シンクウィーク(think week)」という取り組みを行っています。さすがにここまで実践するのは大変ですが、本を読む行為(インプット)と考える時間は、経営者にとってとても重要なことではないでしょうか。
貯金する・倹約する
大金持ちのビジネスマンが、"大金使い"であるとは限りません。バークシャー・ハサウェイを世界最大の持ち株会社に育てた投資家のウォーレン・バフェットは、貯金を好み、日々の生活で投資にならない借金をしないことにこだわり続けているそうです。
「お金を使った後で残った分を貯金するのではなく、貯金した後で残った分のお金を使うのが正しい」。この言葉は投資家や経営者への金言として有名ですが、バフェットには30数万円の年会費支払いを不必要なものと考え、アメックスのブラックカードを持たなかったという逸話もあります。貯金や倹約という行動には、お金の想定的価値を軽くしないという"お金への敬意"が垣間見えます。
成功への条件とは
休日の過ごし方は経営者によってさまざま。働き方や求められる役割、内部事情などは大きく異なるため「正解」など存在しませんが、パーカー、ショルツ、ジョブズ、ゲイツ、バフェットといった一流経営者や一流ビジネスマンは、平日も週末も信念を持って過ごしているという点で共通しています。その意味では、信念を持って自分を強く信じ抜くことが、成功への条件と言えるのかもしれませんね。