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山中湖・富士山で趣味を極める
【野鳥】山中湖畔で始めるバードウォッチング
私たちにとって身近な野生動物でありながら、実はよく知られていない野鳥の暮らし。しかし観察してみると意外なことばかりで、楽しい発見がいくつもあります。バードウォッチングには「高尚な趣味」という印象があるかもしれませんが、実はとても簡単で、手軽で、それでいて奥が深い、子供から大人まで楽しめる趣味なのです。
そして何を隠そう、富士五湖の一番東側にある山中湖は、バードウォッチングの人気エリアとして山梨県外からも多くの観光客を集めています。富士山麓で大人の趣味やライフスタイル、上質な時間の過ごし方について考える「フジヤマクロスロード」、今回はバードウォッチングの魅力と山中湖畔のおすすめスポットについてご紹介します。
バードウォッチングの魅力
バードウォッチングは文字通り、野鳥(bird)の観察(watching)を目的とした行為です。野鳥が生育している森林、湖沼、湿原、河川まで足を運び、鳥の鳴き声を聞いたり、姿をカメラに収めたり、イラストを描いたり、行動を記録したりして楽しみます。庭先などに餌場や水場を作り、そこに野鳥を集めて観察することも広い意味ではバードウォッチングですが、一般的には野鳥への働きかけはできるだけしないことが望まれます。
その1 自然の魅力に触れられる
野鳥の生態は自然環境と大きく関わり合っているため、野鳥の観察を通して自然の魅力に触れたり、四季の変化を感じたりすることも楽しみ方の一つです。トレッキング、ハイキング、サイクリングなどとバードウォッチングを兼ねることも可能なので、幅広い年齢層が楽しめる趣味と言えます。
その2 知識・興味に合わせた楽しみ方ができる
初心者なら野鳥の姿や鳴き声、特徴を観察するだけでも楽しいもの。ですが、上級者の中には観察種の資料をコレクションしたり、超高性能な望遠鏡やカメラで生態を観察したり、研究チームに同伴して山奥に入ったりと、よりディープな世界を追求されている方も大勢います。初心者からベテランまで、趣味のレベルに合わせて楽しめるのも魅力です。
その3 明るい時間に多様な種類が見られる
季節や環境によって生息している種類が変わるので、年間を通して多種多様な野鳥を観察できるという魅力があります。また野鳥には「昼行性」の種類が多く、それゆえ明るい時間に見つけやすいというのも楽しめるポイントかもしれません。美しい姿の鳥を見れば、あなたもきっとカメラに収めたくなるでしょう。
山中湖で見られる主な野鳥たち
メジロ
体型はスズメに似ていますが黄緑色で一回り小さく、目の周りが白いのが特徴です。広葉樹内に巣を作り、春になると梅や桜の蜜を吸いに来ます。
ホオジロ
白黒の縞模様が入った顔と、チチチッという短いさえずりが印象的な野鳥です。地上や低い木の上で活動することが多く、高木の枝に止まることはほとんどありません。
オオルリ
オオルリの特徴は、白い腹と光沢がある鮮やかな青い背中(雄の場合)。4月から5月にかけて日本に訪れ、冬は暖かい東南アジアで過ごす渡り鳥です。
マヒワ
スズメよりもやや小さく、全体的に黄色がかった姿が特徴的なマヒワは、秋から冬にかけてよく見られる野鳥です。陽光を浴びると黄色い体が美しく輝きます。
アトリ
アトリは縞模様が入った黒い羽根と赤褐色の胸、白い腹、そしてキョッキョッという鳴き声が特徴の野鳥です。冬鳥としてロシア方面から日本に訪れます。
シジュウカラ
頭部が黒く、背中は青味がかった灰色をしており、喉から腹にかけて黒い筋状の模様があります。ツーピー、ツィピーといった甲高いさえずりで確認できます。
山中湖畔のバードウォッチングポイント
大洞の水場(※) | パノラマ台 | ホテルマウント富士 |
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富士急山中湖畔別荘地内にある人気のウォッチングスポットです。湧き水が流れており、オオルリ、クロツグミ、キビタキ、メジロなどの野鳥がよく訪れます。 | 山中湖東岸から三国峠へと進む道の途中にあるビュースポットでは、オオルリやキビタキなどが見られます。晴れた日は、富士山の眺望も抜群です。 | 山中湖北西部にあるホテルマウント富士の自然遊歩道も外せない観察スポット(宿泊客以外も入れます)。ホオジロやシジュウカラなどが観察できます。 |
※大洞の水場には駐車場がありません。湖畔の無料駐車場から徒歩(30分以上)で向かっていただくことになりますので、ご注意ください。
これからの季節に「野鳥観察」を
「山中湖で見られる主な野鳥たち」でご紹介した以外にも、季節やエリアによってカワセミ(冒頭の写真)やヒレンジャク、コブハクチョウ、キンクロハジロ、アカハシハジロ、オオバン、ヤマガラ、キセキレイ、ハイイロチュウヒ、コチョウゲンボウなどの野鳥を見ることができます。寒さもひと段落したこれからの季節は、野鳥を観察するのにうってつけです。ご夫婦やご家族で、バードウォッチングを始めてみませんか?