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【自転車】星・月の光を浴びて!夜富士も魅力的な「ナイトライド」
近年、深夜から日の出前の時間にスポーツバイク(自転車)でサイクリングを楽しむ「ナイトライド」が注目を浴びています。ナイトライドには「暗い」「怖い」「危ない」といった不安要素が多いと思えるかもしれませんが、辺りを覆う漆黒の闇を颯爽と駆け抜けるアクティビティには多くの醍醐味があることも事実です。
富士五湖に囲まれた大自然の中で大人の趣味やワンランク上のライフスタイルについて考えるフジヤマクロスロード、今回は冬にナイトライドを楽しむ魅力や注意点について掘り下げていきます。
夜のサイクリング「ナイトライド」の魅力
ナイトライドの魅力は、大きく以下の4点に集約されます。
星・月の光や夜景が美しい
空を見上げれば月や星が輝き、視線を下げれば遠くに街灯や街の明かりがちらほら。こういった光景を楽しむことができるのも、ナイトライドならでは。日中は代わり映えしない何の変哲もないような場所も、日が落ちると思わぬ絶景スポットに変わることがあります。
そうした新鮮な出会いがあるのもナイトライドの魅力の一つです。
交通量が少ない
昼間は人や車が多く、思うように自転車走行ができない場所も少なくありません。しかし、夜であれば人や車の交通量が少なくなるため、快適に走行しやすくなります。市街地を離れれば、時には「誰とも会わない」ということもあるでしょう。交通量が少ない夜は、本格的に自転車ライフを楽しみたい方にとって理想的な環境です。
自分だけの世界に浸れる
深夜帯や山間部に差しかかかった人の気配が少ない場所では、周りにあまり気をつかわず自分だけの世界に浸れます。マナー・ルールや事故などに気をつけながら考え事にふけるのも良し、スピードを追求してひたすらハイペースでペダルを漕ぐのも良し。静寂の中でライドに没頭できると、リフレッシュにもつながります。
日焼けする心配がない
夏場はもちろん、紫外線は冬場も降り注いでいます。中には、太陽が出ている昼間は紫外線が気になるという方もいるはず。しかし、ナイトライドであれば日焼けも気にする必要がありません。「汗で落ちてしまった日焼け止めを塗りなおす」という手間もかからなくなるので、女性はもちろん、男性でも嬉しい方はいるのではないでしょうか。
安全に!快適に!ナイトライドの注意点
明るく暖かい日中とは環境が異なるため、ナイトライドには注意点もあります。以下の注意点を把握し、安全で快適なナイトライドを実現しましょう。
暗さ対策は必須
暗い中で自転車に乗ることには魅力も多いですが、転倒などのリスクがあるため「視認性の悪さ」への対策は必須です。路面の状況(段差や障害物)、シカ・イノシシ・サル・タヌキといった動物が飛び出しなどをしっかり把握できるように、通常より明るめのライトを用意しましょう。手前と道の先を照らせるよう、2つ以上のライトを使用するのもおすすめです。
また、周囲から自分の存在が分かるように、「反射材が付いたベスト」や「テールライト(リアライト)」などを用意しておくことも忘れないようにしましょう。夜の走行では、「見る」ことと「見られる」ことの両方を意識しておく必要があります。
冬は夜の寒さに注意
氷点下まで気温が下がることもある冬の夜。そのため、重ね着などの寒さ対策が不可欠です。走り出しは非常に寒いですが、体が温まってくると体から発せられる熱で服の中が蒸れてしまいます。そのため、状況に合わせて着たり脱いだりしながら体温を調節できるように、「アンダーウェア」「ロングスリーブジャージ」「ウィンドブレーカー」「サイクルジャケット」などを重ね着する形が望ましいでしょう。
服装に関しては、次の段落で詳しくご説明します。
冬のナイトライドにオススメの服装とは?
冬のナイトライドの服装では、以下の3点に注意が必要です。
ダウンジャケットは本格ナイトライドには不向き
冬の防寒着の定番であるダウンジャケット。非常に暖かく寒い地域では特に重宝しますが、ナイトライドではダウンジャケットを避けるようにしましょう。ダウンには高い保温性がありますが、それゆえ体温が服の中にこもって暑くなり、汗を大量にかいてしまいます。自転車を止めた際に「汗冷え」を引き起こし、通常よりも体熱を奪われてしまうため注意が必要です。
発熱素材や綿素材のインナーは避ける
冬のインナーといえば、発熱素材のものを着用する方も多いはず。しかし発熱素材のインナーの多くは汗を吸収して熱を保つ仕組みのため、「汗を吸収するけど乾かない」ようになっています。汗を吸収したインナーが外気で冷やされて「汗冷え」を引き起こす可能性が高いため、発熱素材のインナーの着用は控えるようにしましょう。同様に、濡れると熱を奪う作用がある綿(コットン)素材のインナーもおすすめできません。
対策は全身しっかりと行う
防寒・防風対策というと服装ばかりに目が行きがちですが、それではまだ不十分。「グローブ」「インナーグローブ」「ネックウォーマー」「サイクルキャップ」「シューズカバー」などをしっかりと着用し、全身を守るように対策をしておきましょう。また、意外と忘れがちなのが「耳」の防寒対策。耳が冷えると痛みさえ感じるようになるので、「イヤーウォーマー」や「イヤーウォーマー付きのキャップ」の着用がおすすめです。
ナイトライドで新たな魅力を発見!
人気の少ない夜に、月と星に照らされながら自転車で走り抜けるナイトライド。暗さや寒さなど注意しなければいけないことはあるものの、それに負けない多くの魅力が詰まっています。富士山麓の山中湖村は2020年の東京オリンピックで自転車競技のロードレース会場(コース)に選出されており、そのコースを先駆けて走るのも楽しみ方の一つと言えるでしょう。
山中湖畔で見られる、星や月に照らされてぼんやりと輪郭を浮かびあがらせた漆黒の富士山は魅力的です。まだ見ぬ美しい景色を探しに、ナイトライドに出かけてみませんか?