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自己投資の考え方と選択肢2018 / 11 / 08

「朝活」という自己投資。寒くなるこれからの季節こそ早起きを

経営やビジネスが好きで仕事に楽しさを感じているとしても、やはりONとOFFのメリハリはつけておきたいもの。そのためには、自分で有意義に使える自由な時間が必要です。しかし、日々事業の経営や社員のマネジメント、取引先との関係性構築、そして家族サービスなどに追われてなかなか自分の時間が作れていない経営者・ビジネスパーソンも多いのではないでしょうか?

そういった方たちにとって、もっとも効率的に時間を使えるのが実は「朝」。特に11月、12月、1月......と続く冬の時期は「寒くて起きられない」という方もいるかと思いますが、朝という時間を自己投資に活用することで、人生はより豊かになります。今回のフジヤマクロスロードでは、幅広い年齢層で広がりを見せている「朝活」のメリットや、朝活を成功させるためのコツなどをご紹介します。

無理をしなくても「朝活」はできる

朝活は「朝活動」を略した言葉であり、その名の通り「始業前など朝の時間を有効利用して、スキルアップや趣味のための活動を行うこと」を指します。2008年頃から使われるようになった言葉で、実際に朝活に取り組まれる方も増えてきました。

2009年には、東京・丸の内エリア全体をキャンパスにした「丸の内朝大学」が誕生。「オフィス街で働く人たちの朝の時間活用」に着目したこの市民大学は、フィールドワークや実技などを取り入れた独自性の高い授業で受講生を増やし続け、ビジネスパーソンの朝活普及に貢献しています。

とはいえ、「たくさんのエネルギーを使わなければ朝活ではないのか」というと、必ずしもそうではありません。以下の例を見ていただければわかるように、朝の時間をちょっとした運動や勉強、コミュニケーションに使うだけでも立派な「朝活」と言えるのです。

  • 朝日を浴びながらジョギングなどの運動をする
  • 家族との団らんを楽しみながらしっかり朝食をとる
  • 早い時間に通勤し、会社のデスクで読書をしたり英会話を学んだりする

自分のための時間を作るのは、なぜ「朝」が良いのか?

では、なぜ朝に活動をするのがよいのか、その理由を見ていきましょう。

集中力が高まる時間帯は朝起きてから4時間後まで

「人間の脳は朝起きてから4時間後までが集中力が高まるゴールデンタイム」であることが、脳科学の研究や多くの調査によって実証されています。その理由としては、起きたばかりの脳はリフレッシュした状態で疲労がたまっていないこと、朝はドーパミンやアドレナリンといった脳内物質が大量に放出され集中力の上昇や充実感を得やすいことなどが挙げられています。

"準備運動"により効率的な一日にすることができる

頭を十分に働かせるには、脳へ血液がしっかりと行きわたるようにする必要があります。
早いうちから体を動かしたり勉強したりすることで、仕事が始まる頃には血流が良くなり、効率的に仕事を進められるでしょう。また、朝に軽い運動をすると認知機能が高まるという研究結果も出ています。

対外的な配慮が不要な朝は時間管理がしやすい

働いている人が自由に使える時間はそう多くはありません。自由な時間といえば休日ですが、休日出勤や接待、家族サービスなどで「自分がしたいことを諦めざるを得ない」という方も多いはず。また、仕事終わり(平日夜)は疲労がたまっていたり、飲み会などのイベントが入ったりして自分の思い通りにならないこともあるでしょう。そういった方にとって、誰にも邪魔されない朝は「最も管理がしやすい時間帯」と言えます。

成功している経営者には「朝型」も多い

ここまで朝活のメリットなどを伝えてきましたが、実際に効果があるのか半信半疑という方もいるかと思います。しかし、成功を掴んだ経営者の中にも朝型の生活を取り入れている方は少なくありません。

例えば、航空会社ヴァージン・アメリカのデイビッド・カッシュCEOは早朝4時15分に起床し、仕事仲間へメールをする、ジムで体を動かす、新聞を読む、といった朝活をしているといわれています。また、アップルのティム・クックCEOも午前4時前には起床して部下にメールを送り、5時にはジムで体を鍛えるというルーティンを実践しているようです。

日本では、東芝の社長や経団連会長などを務めた土光敏夫氏も早起きの経営者として知られ、朝4時起床の生活を70年間続けていたといわれています。「重役出勤」という言葉があり、社長や役員が遅く出勤することが少なくなかった時代に、土光氏は8時前に出社して仕事をこなしていたそうです。

キヤノン株式会社の御手洗富士夫会長も朝型タイプの経営者として有名。キヤノンには創業より続く「朝会」と呼ばれるコミュニケーションを図る時間が設けられていますが、この朝会は7時50分から始まるため、御手洗氏は7時には出社して必要な決済や電話連絡などの作業を行っていたとされています。

考え方次第で1日が変わる?朝活を成功させるコツ

朝活は、朝の時間を自分のために有意義に使う(自己投資する)という活動です。以下の3つのコツを意識し、自分に合った形で実践してみましょう。

無理のない時間設定

朝活をしようと意気込んで、普段は7時や8時起きの習慣をいきなり4時起きに変えても体がついてきません。そういった無理な時間設定では習慣化する前に挫折してしまう可能性が高まってしまいます。あくまでも「無理のない時間設定」を意識しましょう。

寝る時間にも意識を

朝活をするにあたっては、どうしても「起きる時間」ばかりに目が行ってしまいがち。しかし寝る時間が変わらなければ、睡眠不足に陥り逆効果となってしまうでしょう。当たり前ではありますが、「朝早く起きるためには、夜早く寝なければいけない」ということを忘れてはいけません。

目的を持ち、計画を立てる

朝活にはモチベーションが大切です。そのモチベーションを保つために必要なのが、「目的」と「計画」です。朝活のゴール(いつまでにどの状態を目指すのか)を決めれば、無理なく、しかし継続的に取り組めるでしょう。やりたいことをリストアップし、それを「10分ですること」「30分ですること」「60分ですること」などの項目別に分けておくと、活用できる時間に合わせて柔軟に朝活ができるようになります。

朝の時間を有効活用し、有意義で豊かな日常を

誰にでも平等に与えられている「24時間」という時間。家族サービスや仕事に追われる経営者やビジネスパーソンが自分の時間を持とうとするのであれば、限られた中で「いかに時間を作り出すか」ということを考える必要があります。そういった点で「朝活」は自分の時間を作りながら仕事にも好影響をもたらす、まさに一石二鳥な活動と言えるのかもしれません。まずは無理のない朝活から、自己投資を始めてみてはいかがでしょうか。

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