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40代・50代のためのセカンドライフ2015 / 12 / 17

【別荘】冬の暮らしを炎で彩る薪ストーブの選び方

ゆらゆらと揺らめく赤い炎が、やすらぎやくつろぎをもたらしてくれる薪ストーブ。エコで自然環境にも優しく、電気やガスがストップしても使用でき、穏やかな温もりが長時間持続することから、2011年の東日本大震災以降、にわかに注目度が高まりました。以前から「こだわりのインテリア」として根強いファンはいましたが、ここにきて「単なるインテリアにとどまらない暖房機器」としての価値が見直されています。

一般的なファンヒーターと薪ストーブの最大の違いは、やはり「暖かさの質」でしょう。ヒーターは熱を他の物質に伝達する「対流熱」で室内を暖めますが、薪ストーブの炎は熱エネルギーが電磁波で直接伝わる「輻射熱」によって身体の芯から暖めてくれます。大人のライフスタイルや上質な時間の過ごし方について考える「フジヤマクロスロード」、今回は、寒い冬の別荘に欠かせない薪ストーブの選び方についてお話しします。

こだわるために知る、薪ストーブの種類

世の中にさまざまなタイプの暖房機器があるように、薪ストーブにもさまざまな種類があります。インテリア性が高い薪ストーブはデザインで選びがちですが、それ以外にもこだわるべきポイントはたくさんあります。

燃焼方法の違い

現在の薪ストーブは薪が燃えて出た煙を再び燃焼させる構造になっていますが、その二次燃焼の方法の違いによって触媒式とクリーンバーン式に分けられます。

触媒式は、ろ過装置を通して強制的に化学反応させた煙を二次燃焼させる方式のこと。熱効率が高く、ストーブの立ち上がりが速い半面、触媒を定期的に交換する手間と費用が必要です。一方のクリーンバーン式は通気孔から新しい空気(酸素)を送り込んで煙の二次燃焼を促す方式で、触媒を使わないためランニングコストが抑えられます。

素材の違い

薪ストーブは鋳物製とスチール製(鋼板製)に大別できます。レトロ感・重厚感・存在感があり、伝統的な薪ストーブの味わいと趣を備えているのが鋳物製のタイプ。耐久性が非常に高く、寿命はメンテナンス次第で70年とも80年とも言われます。一度暖まると冷めにくい性質があるため、暖かさを持続させることができます。

スチール製の薪ストーブは鋳物製よりも冷めやすいですが、比較的暖まるのが早いのが特徴です。またスチールは加工しやすいため、鋳物製では実現できないファッショナブルなデザインを楽しむことができます。特にヨーロッパでは非常に人気の高い素材です。

大きさの違い

お部屋の面積に対して薪ストーブが小さいと、お部屋が暖まりにくくなります。ですが、逆に大きすぎる薪ストーブを入れると、薪の量が多くなるのでコストが増えてしまいます。別荘のお部屋に合った大きさのものを探すようにしましょう。

もうひとつ意識しておきたいのが、くべられる薪の長さです。40cm以上の長めの薪が入るストーブなら住まい全体を暖めるのに十分ですが、30cmのものしか入らないストーブだと、寒冷な地域では物足りなさがあります。スタイリッシュなデザインのために機能を犠牲にするのもありかもしれませんが、まずはご自身の生活にとってのベストな大きさをじっくり考えてみてください。

世界中で選ばれている薪ストーブブランド

ダッチウエスト(本社:アメリカ)

現代型ストーブの原型とも言える密閉型タイプを製品化したり、初めて触媒式の薪ストーブを開発したりと、パイオニア的な存在として知られるのがダッチウエストです。ストーブの中に小さなストーブがある構造のコンベクションシステムは、小型でも十分なパフォーマンスを発揮してくれます。

ダッチウエストジャパン

URL: http://www.dutchwest.co.jp/

本社ショールーム

住所: 〒080-0010 北海道帯広市大通南28-4

TEL: 0155-24-6085

東京ショールーム

住所: 〒160-0005 東京都新宿区愛住町23-1 Woody21-3F

TEL: 03-5357-7159

大阪ショールーム

住所: 〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10-9F
大阪南港 ATC輸入住宅促進センター内 ダッチウエストジャパンブース

TEL: 06-6615-5432

ヨツール(本社:ノルウェー)

1853年に誕生した北欧の薪ストーブメーカーは、クリーンバーン方式を開発した老舗として知られています。技術面に定評があり、内部構造は合理的で無駄がないのでメンテナンスも容易です。デザイン性に富んだ幅広いラインナップを揃えていますが、人気は鋳物製のクラシックタイプ。炎の美しさは見る者を虜にします。

トコナメエプコス

URL: http://www.jotul.co.jp/

恵比寿ショールーム

住所: 〒150-0011 東京都渋谷区東3-22-8サワダビル7F

TEL: 03-6418-4822

つくばショールーム

住所: 〒300-0847 茨城県土浦市卸町2-5-25

TEL: 029-841-5147

コンツーラ(本社:スウェーデン)

環境負荷に配慮した製品を開発し続ける北欧最大の暖房機器メーカー「NIBE」で作られるコンツーラは、燃焼効率を上げて燃料消費量・排気量を減少させたパフォーマンスの高い薪ストーブです。天板がガラス仕上げになっていたり、天然石板が使われていたりするタイプもあり、インテリア性も申し分ありません。

株式会社メトス

URL: http://metos.co.jp/

東京ショールーム

住所: 〒104-0045 東京都中央区築地6-16-1 Daiwa築地616ビル2F

TEL: 03-3542-0573

名古屋ショールーム

住所: 〒465-0004 愛知県名古屋市名東区香南2-1309-1

TEL: 052-769-6144

大阪ショールーム

住所: 〒550-0004 大阪府大阪市西区靱本町1-6-6 大阪華東ビル

TEL: 06-4803-0168

福岡ショールーム

住所: 〒812-0014 福岡県福岡市博多区比恵町16-26

TEL: 092-471-5801

 

 

現代の暖房機器にはない「本物」

薪ストーブには、エアコンや石油ストーブ、ファンヒーター、ハロゲンヒーターといった他の暖房機器にはない独特の魅力があります。しかし、それと同時に「ワンタッチで便利に使える機器」「メンテナンスいらずの手軽な機器」ではないということを覚えておかなければなりません。本格的な炎や段違いの暖かさが特徴の薪ストーブは、手間もお金もかかるクラシカルな暖房機器なのです。

それだけに、「本当にいいものを選びたい」という方には胸を張っておすすめできます。「もうヒーターの生活には戻れない」と愛好家の方たちが口を揃えるのは、それだけ薪ストーブが上質な冬の暮らしに欠かせないということなのではないでしょうか。薪ストーブの機能性を大きく左右するプランニングについては、また機会をあらためてご説明します。

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