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40代・50代のためのセカンドライフ

気になり始めた別荘の不具合......リフォームすべき?建て替えるべき?

別荘を購入したり相続したりしてからしばらく経ち、気が付けばいろんな箇所に不具合が出てきた――というケースもあります。そういった際、不具合の修復方法として「リフォーム」がよいのか「建て替え」がよいのか、悩んでしまう方も少なくないでしょう。

富士山の麓で上質な暮らしやワンランク上のライフスタイルについて考える当コラム、今回は別荘・セカンドハウスの不具合の対処方法について掘り下げていきます。

オーナー様が感じている「別荘の悩み」とは

本題に入る前に、まずは別荘のオーナー様が抱えがちなお悩みの一例を見ていきましょう。皆さんは別荘に以下のような不満を感じていませんか?

①冬は室内が寒くて行く気になれない。冬でも温かくくつろげる空間にしたい

②久しぶりに訪れたら、湿気やカビの臭いがひどくて戸惑った

③屋根から雨漏りがしている

④小さな段差が多く、足腰に負担がかかって歩くのがつらくなってきた

⑤天変地異によって壊れてしまわないか不安

⑥電気・ガス・水道などの設備が古く、不便だと思うことがある

⑦家族が増えたので、もっと大人数で泊まれるようにしたい

⑧修復はしたいが、思い出の詰まった大切な部分はそのままにしておきたい

こうしたお悩みを放置しておくと、悪化することはあっても良くなることはありません。より快適に安心して使える別荘・セカンドハウスにするには、リフォームや建て替えなど何かしらの対策を講じて使い勝手の悪さや不具合を解消する必要があります。

リフォーム&建て替えのメリット・デメリット

別荘の悩みを解決する手段として挙げられるリフォームや建て替え。では、それぞれどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

別荘リフォームのメリット・デメリット
メリット
  • コストを抑えつつ間取りの変更なども可能
  • 工期が建て替えに比べて短い
  • 仮住まいや引越しを必要としない場合が多い
  • 固定資産税などの各種税金を軽減できる可能性がある
  • 必要な箇所だけを工事する「部分リフォーム」も可能
デメリット
  • 建物の構造によってリフォームの自由度が下がることがある
  • 大規模なリフォームであっても地盤の強度まで解決することは難しい
  • 予算によっては耐震性や断熱性を高める工事ができない可能性がある

リフォームの大きなメリットは、コストや手間を抑えて行うことができること。その反面、「リフォームでは解決できないこともある」という点がデメリットと言えそうです。

別荘建て替えのメリット・デメリット
メリット
  • 自由度が高く、間取りや設備に関する悩みのほとんどが解決できる
  • リフォームよりも、多額のローンが組みやすい
  • 地盤の補強にも対応できる
  • 検査済証をもらうことができ、安心の暮らしにつながる
デメリット
  • 建物を解体する必要がある
  • 仮住まいや引越しが必要となる
  • リフォームよりも工期が長くなる
  • 建築費用や各種税金の負担が大きくなる

建て替えのメリットは、自由度が高く間取りや設備の悩みのほとんどを解決できること。しかしその分、費用や工期がかかる点がデメリットと言えます。

リフォームと建て替え、選択の分岐点はどこにある?

想定される改修が小規模な場合、ほとんどの方が迷うことなくリフォームを選択されるはずです。しかし、大規模な改修が予想される場合では「リフォームにしようか建て替えにしようか」と悩んでしまうことでしょう。そこで、判断基準の分岐点となる一般的な考え方をご紹介します。

リフォームを選ぶケース
  • 改修すべき箇所が小規模・限定的な場合
  • 住宅の構造がしっかりしており、資産価値がある場合
  • 減築してもよいと考えている場合
建て替えを選ぶケース
  • 築年数が古く、構造自体に不安がある場合
  • 地盤に不安がある場合
  • 将来的に子孫に住み継いでいく可能性が高い場合

もちろんこれらはあくまで判断材料の一つであり、規模やオーナー様の要望によって判断基準が変わり得ることには理解が必要です。

冒頭の悩みから見る「リフォーム」と「建て替え」

一般的なリフォームと建て替えの判断基準をお伝えしましたが、冒頭でご紹介した悩みを解決したい場合にはどちらを選ぶのが正解なのでしょうか。改修の規模やお悩みの解決方法にもよりますが、おおよそ以下のような選択になるかと思います。

主にリフォームで解決を図る悩み

③屋根から雨漏りがしている

④小さな段差が多く、足腰に負担がかかって歩くのがつらくなってきた

⑥電気・ガス・水道などの設備が古く、不便だと思うことがある

⑧修復はしたいが、思い出の詰まった大切な部分はそのままにしておきたい

主に建て替えで解決を図る悩み

①冬は室内が寒くて行く気になれない。冬でも温かくくつろげる空間にしたい

②久しぶりに訪れたら、湿気やカビの臭いがひどくて戸惑った

⑤天変地異によって壊れてしまわないか不安

⑦家族が増えたので、もっと大人数で泊まれるようにしたい

耐震診断やホームインスペクションも検討してみては?

もし、別荘・セカンドハウスの耐震性や劣化状況を詳しく知っておきたいというのであれば、耐震診断やホームインスペクション(住宅診断)を利用するのも一つの手でしょう。耐震診断とホームインスペクションの特徴は以下の通りです。

耐震診断

名前の通り、その建物が現在の構造基準で耐震性を満たしているかチェックするものです。あくまで耐震性を診断するものであり、設備や内装の劣化具合を調べるわけではない点には注意が必要です。

ホームインスペクション(住宅診断)

住宅の専門家が第三者的な視点で、住宅の劣化状況・欠陥の有無・改修の必要性やその場所・その際にかかる大体の費用などに関してアドバイスをしてくれます。住宅のコンディションを知りたい場合には、ホームインスペクションを検討しましょう。

「別荘の住み替え」という第3の選択肢も

別荘やセカンドハウスに不具合が出始めた際、まずはリフォームや建て替えでの対策を考えることでしょう。しかし、こうした不具合の発生は、「別荘の住み替え」という第3の選択肢を考えるのに適したタイミングとも言えます。

住み替えであれば、現在所有する別荘・セカンドハウスに関する法律や環境などの条件に縛られることなく、実現したい別荘ライフを叶えられます。「もっと景色がいい場所に別荘を持ちたい」と思うなら、「いっそ富士山が見える別荘地に引っ越そうか」という発想につなげることも可能なわけです。

山中湖畔別荘地では、「富士山が見える」「床暖房付き」といった特徴のある新築建売別荘や、高台から山中湖畔の四季を堪能できるウッドデッキ付きリフォーム済み別荘など、さまざまな物件をお探しいただけます。所有する別荘のリフォームや建て替えを考えているのであれば、同時に住み替えも検討してみてはいかがでしょうか?

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