経営者がデスクチェアにこだわるべき5つの理由
40代・50代のためのセカンドライフ
自然素材にはディープなこだわりを~漆喰編~
日々多忙を極める経営者や一流のビジネスマンは、オンとオフの切り替えやつながりを大事にします。仕事で全力疾走するために「オフはとことんリラックスしたい」という方もいれば、「常に仕事を意識しているほうがオフも充実する」という方もいるでしょう。そのどちらにとっても重要なのが、オフの過ごし方。自分が理想とする空間でオフを満喫したいなら、別荘生活がおすすめです。
屋内を明るく見せてくれる白壁
別荘やセカンドハウスを自分好みの空間にしたいなら、建物の素材にもこだわりたいもの。40代後半や50代、あるいはリタイアして第二の人生を歩み始めた60代のご夫婦には北欧風本格ログハウスの人気が高いですが、最近は自然素材である「漆喰(しっくい)」を使ったナチュラル志向の別荘(写真)も増えています。
美しい白さを備えた漆喰は、太陽の光を受けて屋内を明るく見せてくれます。やわらかい日射しや心地よいそよ風を全身に感じながら、窓際やアウトドアリビングで過ごす時間も格別です。青々と草木が茂る山中湖畔での生活が、より気持ちよく感じられることでしょう。
こだわるために知っておきたい漆喰の基礎知識
漆喰を選ぶメリット
耐久性があり、燃えないので火災にも強く、強アルカリ性のため防カビ性にも優れた漆喰は、別荘建築に適した素材の一つです。最大の特徴は、「呼吸する」と言われるほど調湿性が高いこと。そのおかげで、ジメジメした日や風通しが良くないお部屋でも快適に過ごせます。ビニールクロスにはない硬質な質感ながら、自然素材特有の温かみが感じられるのも人気の一つです。
漆喰は防臭効果も高いので、ペットのいるご家族でも安心です。シックハウス症候群を招き得るVOC(揮発性有機化合物)を分解してくれる力もあるので、小さなお子さんを不安なく遊ばせることができます。
漆喰を選ぶ際の注意点
ディープにこだわりたいなら、下地まで重視しましょう。作業の効率化や費用削減のため下地に石膏ボードを用いることが多くありますが、これだと強度に不安が残ります。また、下地に石膏ボードを用いると防カビ性や調湿性が大きく低下し、本来の良さが発揮されません。施工後の安全性や快適性を考えると、土壁に漆喰を塗っていく昔ながらの製法がおすすめです。
昔ながらの製法にこだわると、施工が完了するまでに時間がかかります。とはいえ、これから始まるセカンドライフを心から満喫したいなら「本物」にこだわりたいもの。そう考えれば、時間をかけて本物にこだわった住まいを作っていけることはデメリットではなく大きなメリットであると言えるでしょう。
土壁に漆喰を塗っていく製法を実現するなら
職人がつくる木の家ネット
漆喰にはさまざまな種類があります
一口に漆喰といっても、その種類はさまざまです。漆喰には大きく分けてお城の外壁や内壁、井戸の内壁の被覆などに使われている「和漆喰」と、ヨーロッパなどでよく見られる「洋漆喰」の2種類があり、さらに和漆喰・洋漆喰の中でもいくつかの種類に分けられます。
和漆喰の種類と特徴
和漆喰では、消石灰に海藻(フノリ)と麻スサを混ぜた「本漆喰」が定番です。本漆喰は耐水性・耐火性が非常に高く、白くてすべすべとしたなめらかな仕上がりが昔から人気を集めてきました。「土佐漆喰」は雨に非常に強いのが特徴です。発酵させたワラスサを使うことで、クリーム色から経年によって少しずつ白色へと変化していく様を楽しむことができます。そしてやはり雨に強く、土佐漆喰よりもワラを多めに使うことで濃黄・薄茶色の独特の色合いを楽しめる「琉球漆喰」も有名です。
本漆喰とは?
土佐漆喰とは?
琉球漆喰とは?
洋漆喰の種類と特徴
洋漆喰では、スペイン漆喰やスイス漆喰、イタリア漆喰などが有名です。スペイン産の石灰を主成分としたスペイン漆喰はエジプトのピラミッドにも使われた素材で、空気をサラサラにする高い調湿効果があります。アルプスの山々に育まれたスイス漆喰は、カビの発生を抑えて嫌な臭いをシャットアウトしてくれる強アルカリ性が特徴です。イタリア漆喰は意匠性が高く、内壁にも外壁にも独特な風合いを出すことができます。
スペイン漆喰とは?
スイス漆喰とは?
イタリア漆喰とは?
自分好みの漆喰で、優雅なセカンドライフを
欧風の調度品・インテリアを置いたリビングにしたい場合はイタリア漆喰を使う、お客様を通す和室に琉球漆喰を使うなど、雰囲気によって異なる漆喰を用いることで、より本格的で居心地の良い空間が誕生します。家族と食事を楽しむ時も、ゆったりとリラックスしたい時も、本物の漆喰があなたを心地よく包んでくれるでしょう。あなたならではの贅沢とこだわりで、これからの別荘ライフを楽しんでみませんか?